水面は鏡面になって空を写す。田植え後の3週間ぐらいは、日本中の田んぼが鏡となって日本上空の空を写していることになる。
田んぼはほかのアジアやオーストラリアやアフリカやヨーロッパにもあるが、田植え時期は日本とずれているので、とりあえず日本だけのことを考えておく。
夕暮れの空が青から赤に染まり、そこにふわりとした雲が浮かぶ。そんな様子も田んぼは移す。
そして、田んぼだけではなく、ビニールシートも鏡になっていることに、今まで気づかずにいた。
黒いビニールシートが夕映えに染まっている。
山あいに沈む村が空の色を拾っている。
夏至の前の日、7時半近くなってもまだ光がある。家々には灯りがともる。一年で一番日が長いこの頃、恐らく遅くまで畑仕事をして、今頃ほっとしてテレビ見ながら晩御飯食べてるだろうか……。
動画で紹介しています→https://youtu.be/wne-ZgF6XAU