赤浮草
2016-04-10 | 俳句
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3a/1dab4d33f08695884340c59f901f0cf0.jpg)
<赤浮草>
水藻の一種。夏は緑色をしているが、冬は紅葉?して越冬する。1㎝ほどの花が
そのまま浮いているように見えるが全部葉っぱ。たくさんつかず離れずで浮いて
いるのを見ると花筏を見ているようで楽しい。
<ちらりちらり>
ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)なく 花 の散るらむ
紀友則(33番) 『古今集』
桜は静かに降っている。大きな葉っぱの上や赤いチューリップの花の
つつみにも。
古今の日本人の好きな風景である。
平安の大昔から同じ姿をして繰り返し繰り返し
この散りゆくさまを見せてきたのだろう。
人は幾代にも渡って変わってきたけれど
桜の姿も心も変わらない。