詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

満天星冬芽

2021-03-11 | 短歌

<満天星冬芽>

満天星の寝起きは悪い。世間の梅は散り桜はもう咲こうとしているのに

満天星の赤い冬芽はまだ固く、春などどこ~と言った風情である。

満天星のよさは白い小さな花と秋の紅葉にあるが、冬の裸木の立ち姿も

捨てたものじゃない。樹形がまるで盆栽のように面白いのだ。そして

細い枝の先に冬芽の小さな赤い点々がアクセントになっている。

コメント (5)
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