芍薬

＜芍薬＞
「立てば芍薬座れば牡丹」などと古くから美人の形容に使われる中国原産の
有名な薬草で消炎・鎮痛・止血などの薬効のある生薬だそうな。原種に近い
ものは一重咲、牡丹と見分けのつけにくい八重咲きは園芸種。木であるので
牡丹を花王と呼び草である芍薬を花相と称されるのだそうな。

芍薬の花の咲く苑特養のホームの庭は静まりており

ポピー

＜ポピー＞

5月の風は 気が付くと
少しずつ濃い緑になり
咲きほこる花のうなじを
なでている

暖かくなって いつの間にか
声も届きにくい
遠い処へ行ってしまったね
こちらは5月ももう
終わろうとしています
ポピーの薄い花びらをゆらしながら
風はかわりなくゆるく
吹いています

見知らぬ道を歩き始めたけれど
ポピーをながめる
とうめいな目も心もあの頃と
少しも変わっていません

5月の風にのせて

げんきですか

飛行機雲

＜飛行機雲＞

クモの糸が
切れた音が聞こえたら
幾筋も西へ流れる
飛行機雲を
ボーッとながめる

アカシアと月

　

＜アカシアと月＞

朝日を浴びて白いニセアカシアの花が咲いている。

白い藤の花に似たこの花は偽などと不名誉な名前で呼ばれているけれど、

枝一杯に咲いているととても見ごたえのあるうつくしさだ。

昔「アカシアの雨が止むとき」という曲があった。歌詞のアカシアは

この花をみて作られたとか。半分の月を飾りいい眺めだ。

アカシアも　月も朝日に　輝けり

陶芸教室

＜陶芸教室＞
2012年度の枚方市生涯学習センター市民センター（陶芸教室）が開講した。20人
1クラスで入門コース・全く初めての人(3クラス）、基礎コース・入門コースを修了の
人（7クラス）、応用コース・上級者(1クラス）の編成。これから12月の作品展まで月
2～3回の実習が有る。旧友達とも一部の人と再会。先生は昨年と同じ
浜田・村尾両先生よろしく。さあこれからが楽しみだ。がんばるよ～

のばら

＜のばら＞
この一重の野生のバラは鋭い棘を持っていて何人たりともそばに近づけない
強さがある。花は小さくてその厳しさとはうらはらに優しくかわいい。シューベル
トとウェルナーの「野バラ」は良く歌われる楽曲だが、双方微妙な違いが有ると
いう。歌詞をよく読むと赤いバラのようで、野バラを白とイメージしている私は、
「あれ？」と思うがみなさんはどうだろう。

白い月白いアカシア咲く朝の野バラの花も白く咲き出で

ジャスミン

＜はごろもシャスミン＞
とてもいい匂いがして見上げた塀の上に見事な薄いピンクのの花群れはごろもジャスミン
思わず。目を閉じてしまうほどの空間。ツル性のとてもおしゃれな花である。
ジャスミンティーになる茉莉花とは種類が異なる。

ジャスミンの天使の衣まいおりてふわりと包むこの身をつつむ

嫁菜（よめな）

＜よめな＞
分類学的には良く似た野菊とは別の種類らしい。紫苑族であるところは
遠い親戚であることなのだが。種類はかなり広くて多く、野菊としてみ
なされる場合も多いとか。
いずれにしても花は楚々として和風の趣を持っている。林の下草で緑の
中に咲くと尚、美しさを感じるのは見た人の心に和の視線があるからだ
ろうと思う。うすい紫がとてもいい。

よめな咲く木の下道を君とゆくただこの花をゆかしと愛でつ

はなみずき

＜はなみずき＞
花みずきがうつくしい。つぼみがとてもいい形で両のてのひらの中に大事なものを
包み込むように咲く準備をしている。母親の愛情のようだ。

はなみずき木の芽をおこす雨にぬれ今朝この丘にほほえみにけり

梅花からまつ

＜梅花からまつ＞
名前に似合わない清楚で美しい花。野草でも高山植物の分類に入るとか。植物園の
野草展で見かけたもので、一般的には一重の花が多いらしい。でもなんでこんな名
前になったのだろう。

名も知らぬ花なればこそ立ち姿心に残す京都北山

スポーツジム

＜スポーツジム・香里ケ丘KONAMI＞
スポーツジムに通っている。テニスとか野球とか自分が現役の時は頭をかすめもしな
かった。ジムは大まかに分けてマシントレーニング・スタジオトレーニング・プールの
3種のエクササイズからなっており、自由にやりたいことを選ぶことができる。
マシンはもちろんバーベルとかウォーキングなど設備や器具を使って体をきたえる。
スタジオはエアロビクスやヨガ・ヒーリングなどがあり、体幹を鍛えたり精神的な面の
ケアもかねている。通いだすと結構面白く知り合った仲間たちと楽しく体をきたえてい
る。月1万円前後の会費、飲みにいって病院代を払う事を考えると倍くらいのコストパ
フオーマンスの差が有るといえる。スタッフも愛想いいしカワイイ。
入院手術した時異常に回復が早かったのも普段鍛えていたからだろうと主治医の先
生に太鼓判押されたのもうなずける。メタボ防止に一度試してみるのもいい事だと友
人たちに奨めている。

麦-立夏

＜さわやかな一句・立夏＞

ひとつだけ深呼吸して立夏かな　(kayo20100　5/5　twitterより　俳人かよさん）


若葉のシャワーの季節。心も体も深呼吸して、さあ！　いこっか！そんな感じで、
白いポロシャツ、白いスニーカーがサッサッと行くイメージが湧く。かよさんの俳
句は透明で空気感があり、いつも気持ちが良い。

夕化粧の花

＜夕化粧の花＞
夕化粧の花は直径7～8ｍｍくらいの小さな花で、道端で良く見かける。赤花が多
く白い花は珍しい。いずれも愛らしい花でけなげな雰囲気が好ましい花だ。
散歩の途中その白花がさいていた。赤花の隣でつつましく。昨夜も美しい満月だ
った。きっと仲良く並んで月を見上げていたことであろう。　　

玉の緒の赤き白きをつらつらと文したためて夕化粧咲く

しゃが

＜しゃが＞
別名　胡蝶花と呼ばれ中国原産の美しい文様の花である。道端で木陰で良く見かける
ポピュラーな花だけど準絶滅危惧種だとは思わなかった。初夏を彩る楽しい花である。

今朝もまたさくらの若葉通し来る朝日の中にしゃがのむらさき

おおてまり

＜おおてまり＞
＜大手毬＞見た感じ紫陽花をやや小ぶりにした花。紫陽花とは全く別の種類の植物。
葉っぱの形も異なるし、樹形も紫陽花が1～2ｍくらいの大きさに対し3～4ｍ位の樹木
の様にのびるのでみわけがつく。幼花の時はミントグリーンがとても美しいが完全に
開くと気品のある白花に変化する。紫陽花のように青や紫に色は変わらない。
とても見栄えのするいい花である。

大手毬緑の枝に咲並びパステル色の花もたわわに