
<一重の山吹>
通勤の途中にプチ峠が有ることは以前書いた。何のことはない小さな雑木林の有る
丘を越えるだけのことだが、雑草や自然の林を好きな私にはいろんな植物の宝庫な
のだ。道沿いの笹薮の薄暗がりの中、山吹が「バーッ」と咲いているのはまるでその
場所がスポットを浴びたように明るく思えた。
<綿毛になって>
タンポポの綿毛はとてもポエミカル。
いろんなイメージが風に乗って旅をする。
そのままのカタチでも見飽きない
「ふわふわ」は明日はどこへ飛ぶのだろう。
タンポポの綿毛は未来だけでなく過去へも旅をする。