浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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全額返還

2005-12-14 22:41:11 | 出来事
全額返還だそうだ。昨日熱く語ったのはなんだったんだ。どうせ掠めたんだから最後までヒールで貫く根性をみせて欲しかったなUBS、日興コーディアルグループ、モルガン・スタンレー・ジャパン、リーマン・ブラザーズ証券グループ、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券、野村証券。もう、根性足らんの~。

返すって言っても、もうタイミング遅すぎじゃん。能動的に注文入れたからそんな株数持っているんでしょ。今更取り繕っても遅いのら。忘れませんよこの証券会社の社名。

今読んでいる鹿島茂の「成功する読書日記」に、投資と投機の違いについて面白い記述があった。それはケインズが示した美人コンテストの理論だといいう、「その顔が美人であると平均的な読者が予想すると平均的な読者が予想する....と平均的な読者が予想している美人なのである。」(中略)そこにあるのはもはや『無限の予想の連鎖』である。そしてこの「無限の予想の連鎖」は実体経済から二重三重に隔たっている。全くもってすごく良く判りました。ありがとうございました。

ありもしない株の取引に殺到した証券会社の行為は正に実体のなさを露呈していると言えるだろう。肝心なのは実体なんて「無い」という事だろう。いやいやほんと核心を突きまくりですね。景気回復、株価が続伸してきている今日この頃だけど、ホントは「実体なんて無い」のだ。あくまで。実感も無いけどね。投機と投資の区別がつかない日本人は火傷を繰り返すんじゃないかという気がしますね。

ところで、ここで愚痴をたれた内容が実現する事が続いている。ちょっと恐い。書くと実現するなんて事ある訳ない。しかしとりあえず、宝くじ当たれ。