今日は大晦日、浦安は比較的穏やかな日差しです。2005年最後の日にこの一年読んだ本を振り返ってみました。この一年で読んだ本は65冊ほどになったようです。
その内訳は、ミステリ・サスペンス24冊、文芸20冊、自然科学12冊、ノンフィクション5冊、その他3冊。大好きな池上永一を1冊といったところです。自然科学、ノンフィクションは意外に少なかったですね。もっと沢山読んでいるように思ってました。
それぞれのジャンルで思い出深いものを挙げてみます。
ミステリ・サスペンス
なんといってもニール・ケアリーに再会できた事ですが、ジム・トンプスンを再発見したというのも今年の目玉でした。しかしどれも過去の作品。食指が伸びるような新刊本には恵まれなかった年でもありました。
ドン・ウィンズロウ「ウォータースライドをのぼれ」
ジム・トンプスン 「ポップ1280」
T・ジェファーソン・パーカー「サイレントジョー」
文芸
ジム・ハリスン、シャーマン・アレクシーとの出会いは本読みの幸せ。長い付き合いになりそうです。
ジム・ハリスン「神の創り忘れたビースト」
シャーマン・アレクシー「リザベーション・ブルース」
スチュアート・オナン「スピード・クイーンの告白」
自然科学
やはりここは、ジョン・ホーガン。次はどんな球を投げてくるのでしょう。環境に対する意識の向上もあって、僕の好みの気象や人類の起源などの本が多く出版され、嬉しい悲鳴を上げたものでした。
ジョン・ホーガン「科学を捨て、神秘へと向かう理性」
ブライアン・M・フェイガン「古代文明と気候大変動」
マット・リドレー「やわらかな遺伝子」
ノンフィクション
ノンフィクションはその取材・調査も、記述される内容もどんどん深いものにありつつあるようです。専門性の高まりは読者層の縮小を招くのが当然と思ってました、楽々とその壁を乗り越えて売上げを伸ばした本が出てきた事は瞠目すべきポイントだったと思います。
ブライアン・バロウ 「ドラゴンフライ」
フィリップ・ゴーレイヴィッチ「ジェノサイドの丘」
ロバート・カーソン「シャドウ・ダイバー」
池上永一
そして池上永一
「シャングリ・ラ」僕たちどこまでもついて行きます。
次回作を楽しみにしてます。