今朝は、山手線の乗り降りの混雑に巻き込まれて、インナーイヤーのヘッドフォンが耳からすっぽ抜け、拍子にゴムラバーのイヤーピースが外れて車両とホームの隙間に消えてった。虚しい。
誰のせいでもないけどさ、戸口付近で踏張って奥に詰めないヤツって子供じみててみんな嫌いだ。駅で纏まって大人が大勢降りそこなったなんて聞いたことね~し。人より早く会社に着きたかったら早く家を出ろっての。
バッテリーⅤ通過。いよいよ面白し。
実は今まで人から借りて読んでいたのだが、この出来は是非家族で共有すべきと纏めて購入させて頂く事にした。
しかし、文庫はⅤ迄でⅥは単行本しかないんだね~。あらら。
挿し絵も楽しみながら読みたければ当然全部単行本となる訳だが、廉価版の文庫に手を出したとしても結局最後の一冊だけは本棚で仲間外れになっちゃう訳だ。
なんでこんな売り方するんだろうね。
中途半端に文庫と単行本を揃えるか、頑張って全部単行本にするか。しかし、そうなると結構お高い。
こんな事で人を悩ますのは出版社の都合丸出しでえげつないな~。どう見てもⅥを手放さなかったとしか見えない。
或いは単行本で読まないとえられないような何か深遠なものがあるのだろうか。それがⅥにはあって他にない理由ってそうそう思いつかないけどな~。
作品の出来に冷や水ぶっかけてると思うのだが、如何なものか。優れた児童文学を読んで育っても優れた人材になるとは限らないと云う事ですかね。いやいや、実は何かトンデモナイ理由があるのかもしれないよね。
結局、若干納得いかないけど、「Ⅵだけ単行本」コースで行く事にした。
我が家は、今年長男が中学一年、娘が小学4年生と、巧の家とは歳も家族構成も似通っている。
最初に読んでいいかと手を挙げたのは以外にも4年生の娘だった。彼女、果たして最後まで辿り着けるかな~。それぞれが本書を読んで何をどう感じるのか話しが出来るというのが、今、何より楽しみだ。
昨夜寝る前に布団に寝ころんで早速読み始めた娘の脇で、その横顔を暫く眺めていた。
ネタバレになるので、家庭内でも本書の内容については現在御法度なのだ。黙ってるのも辛いのでみんな早く読み終わってくれ~。
ところで、娘は果てしなく僕の母親の顔に似ている、いや、ますます似てきたな~。
なんて、思いは脈絡を失い広く拡散していく、瞼がどんどん重くなる。
そんな訳で、昨日は疲れが出てブログの記事を飛ばしてしもーた。最近、疲れが抜けにくくてどうもいかん。今年の夏はいままでで一番しんどいかもしれないな~。
話は急に全然変わるけど、デイリーポータル面白っ!
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食べた分だけ歩くとか、社食で席がないのでお盆をもったまま外にでて電車に乗っちゃったりとかね。
対人スキルの高すぎる人~静かにおかしなことになっている人。例えば、会社のビルの掃除のおばちゃんと飲みに行ったって話なんだけど、これ、かなり笑える。
そうそう、深く静かに妙な事になっているというのは何か僕の心の琴線に触れる事態なのだ。
今日、先物取引のへんな会社のヤツに対応が悪りぃってねじ込まれた部下がいた。気付いたら「おかしなこと」になってたって訳だ。普通そんなヤツに絡まれないよね。一方ねじ込んでくるヤツもヤツでそんなに嫌なら別な商売すればいいんじゃねーのと思ってしまう訳だ。
僕だって、行き着けのバーで皿洗って、戸締りして帰ってきたとか。気付いたら延々と生い立ちを語る人の電話で午前中を潰した。派遣社員の女の子が駆けつけてきていきなり泣かれて「どうしたの?」と訊くと、困ったことがあったら僕に相談しろと別な人に言われたなんて事もあった。
そう考えると結構みんな静かに妙な事になってるかもしれない。ガングロのねーちゃんも、部外者からは奇抜に見えるけど当事者としては気付いてみればそこに居たという事なんだろーな、とも思う。また僕としては岐阜県庁のみなさんもそれはおんなじ思いなのではないかと思う訳だ。
そこから考えるとバッテリーのⅥだけ単行本しかないなんて事は、手頃に小さくて静かに妙な事になってて笑える話なのかもしれないな。