昨夜は協力会社の歌って踊れるSEと云ういろんな意味で貴重だった人の送別会でついつい深酒。
なんで「歌って踊れるSE」と呼ばれているのかと云えば、一時カラオケ・スナックに勤めていた時期のある文字通り「歌って踊れる」方な訳だ。
読んでいる人にとっては面白くない話かもしれないけど、こんな人と飲みに行くとなるとこれは面白くない訳がない。何しろ相手は宴会のプロ、いやいや元プロなのだ。
昨日の朝の京葉線マヒによる五時間の苦闘の後だった事もあってがばがば飲んでしまった。
今日は朝からかなり重要なプレゼンがあったのだが恐らくまだ半分酔っ払った状態でスピーチしてたんじゃないかと思われる。
こっちが酔って上機嫌であったせいかどうかはわからないけどプレゼン自体は予想以上に成功。
いやいや、もしかしたら僕だけの思い込みかも。
しかし、そんな余韻に浸る余裕もなく後はひたすら仕事をしてた。ハズなのだが、これが全然終わらない。
やってもやっても終わらないのだ。諦めてお持ち帰りモードでお片付け。
そして「もたもたしてると日付が変わっちゃうよ」なんて言いつつ会社から出てきた訳よ。
ほんで、田町駅で滑り込んできた京浜東北線に飛び乗りつつ、カバンからもうすぐ読み終わる程度まで漕ぎ着けたネルソン・デミルの「ナイトフォール」の下巻を取り出そうとしたのだが。
それが「無い」訳よ。
「あれ?あれ?無い。まさか」
慌てて出たので仕舞いもれしてたのだ。
絶妙のタイミングで閉まる扉。
その時の僕の心境としては、朝のプレゼンが失敗しても本を持って帰れた自分の方がマシなくらい「黒い」気分であった。
んなら休出しとけば良かった....