五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

つながったタスキ

2012年01月03日 | 日々のつれづれに
箱根駅伝は復路も東洋大学が制し、新記録で総合優勝を勝ち取りましたが、それとは別のエピソードをひとつ。

10区の中継点で神奈川大学を含む数チームが繰り上げスタートの準備をしていた頃、神奈川チームの9区走者が直前で転倒しました。
走者は完全に足に来ていた様子で残り数メートルを立ち上がることが出来ず、もがき転げながら次走者にタスキを差し出しました。

テレビの放送では制限時間を過ぎていたかに思えましたが、10区走者がたすきを手にした瞬間審判員のピストルの音が鳴り、他校の選手と共に神奈川大学の選手もスタートして行ったのです。

あとで正式に神奈川大学のタスキリレーが認められました。
ピストルを持っていた審判の人は緊張しただろうなあ。

たかがたすき、されどたすき。

選手にとって「タスキをつなぐ」ということがどれだけ大事かということかは、駅伝ファンならずともよくわかっているつもり。

世の中すべてがデジタル時計の一秒一秒で生きているんじゃないよ、ということがうかがえてほっとしました。(本当のところはどうかわかりませんが、私自身はすごく暖かな気持ちになりました)
コメント (2)
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