五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

悪魔っ祓い

2012年01月14日 | 日々のつれづれに
“アクマッパライ”と読みます。

エクソシストのそれではなく道祖神のお祭りとして小正月の晩、小中学生たちが笹の葉を手に持って各家庭を回ります。
そして大きな声で“あぁくまっぱぁらぁいぃ~”と叫びながら玄関口を笹の葉で叩きます。

私の子供の頃は、居間まで上がりこんでそこらじゅうをたたき回ったものです。今なら不法侵入罪。

それぞれの家庭に道祖神のお札を渡し、お金(お賽銭)を集めて回ります。
集めたお金は必要経費(お札の代金)を除いて参加した子供たちで分け合います。

もちろん等分ではなく、太鼓係りや獅子頭を持って踊る上級生がたっぷりともらい、下級生は学年に応じてもらいます。
これらの配分は上級生に任されていて、子供たちは自然と上下関係を学ぶことになります。

※「同じことをしているんだから同額に!」なんていう親はいないだろうなあ。

遠くで太鼓の音がすると「そろそろかな」なんて言って、お金を持って玄関で待ち構えていたりして。
以前は男の子だけの行事でしたが、少子化のあおりか最近は女の子も一緒に歩いています。

※まさか「男女同権だからうちの娘もさんかさせて!」なんて親に言われたからかしら。


また、小正月の晩は芦川の河原で「どんど焼き」をして、集めた正月飾りなどを盛大に燃やします。
地球環境云々を言われますが、寒中の風物詩としては欠かせないもの。

米粉で「まゆ玉」を作り、どんど焼きの火であぶったものを食べると風邪を引かない(病気にならない)と言われていますが、今年は我が家では家内が下の写真のようなものを作るのに夢中でパスしちゃいました。