五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

ひこばえ

2012年10月24日 | 日々のつれづれに
田んぼ一面みどりに色づいているのは、稲刈りの終わった株から生え出した「ひこばえ」です。
今朝、笛吹川近くの道を散歩中に撮影しました。

いつもながらこの時期のイネの生命力の強さには驚かされます。
穂の垂れるほどの収穫を与えてくれたあとでなお緑を伸ばそうとするイネですが、残念ながら成長することはありません。
枯れたイネは来年の春にすき返されて田の土と混ざり貴重な栄養分に変わります。

「ひこばえ」とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のことで漢字ではひと文字「蘖」と書きます(ううっ書けない)。
私は「ひこ」は「日の子」すなわち太陽の子供という意味だと思っていましたが、どうやら孫を意味する「ひこ」からきているようです。



ちなみにイネの「ひこばえ」のことは穭(ひつじ)と呼ぶのが正しいのだそうですが、こちらもあまりなじみの無い字であり言葉なのでこの項では最後まで「ひこばえ」でいきたいと思います。
コメント
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