五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

ソーシャル・ディスタンス

2020年07月18日 | 日々のつれづれに
我が家を建てたのは、私が東京から山梨に異動して来たときのことですから、もう30年近く前になります。
その後、単身赴任で再び東京に行き、7年後に早期退職で戻ってきましたが、そのことはさておき...。

そのとき、私の家を建ててくれたのは、町内に住む棟梁のEさん、そのEさんが亡くなり、今日が通夜でした。
91歳というご高齢で、すでに大工の仕事は引退しておられましたが、最近まで屋根の修理などの相談に乗っていただいたりもしておりました。
まだまだ元気だと思っていたのですが、まさか新聞で訃報を知ることになろうとは。

町内のセレモニーホールで行われた通夜には、生前の交友の広さか、思った以上の数の参列者が集まっていました。
コロナウィルス禍の葬儀、ということで、ソーシャル・ディスタンスの確保徹底。
写真のような足跡マークがフロアに付けられており、参列者はそれに従って焼香台に進みます。

当然のように焼香は「心を込めて」一回だけ。
参列者の「私語」も心なしか少なかったように思いました。

先月くらいは、葬儀そのものを大幅に縮小してしまう形が多かったと聞きますが、幾分緩和されたのでしょうか。
足跡マークと受付近くの消毒スプレー以外は普段通りの通夜式でした。

それにしても、マスクを付けたままの焼香、そして喪主様方への挨拶なので、ほんとに誰が焼香に来られたのか確認できたのでしょうか?
今回の喪主は、私の二年後輩なのですが、30年近く会っていないので、おそらくわからなかったと思います。

以前にもブログに書いたかもしれませんが、通夜には記帳をしないので、あとから誰が参列していたのかは正確に知り様がないのです。
香典袋は人に頼むこともできますから、あとで芳名帳を見ても確とはわかりませんし。
この辺りの習わしなので仕方ありませんけれども...。

マスク越しの参列者への会釈。
喪主様を含む当夜の方々にとっては、けっこう大変だろうな、と思いました。