このごろ新しい仕事と翻訳の勉強ばかり考えているせいでしょうか、流行のことをそれほど深く考えなくなりました。
もちろんパソコンとか英語とか興味のある分野については別です。それに流行を追うことは100%悪だとは思っていません。ただ私の場合は、分野ごとの幅が極端すぎるかもしれません。
ファッション誌は美容院で暇つぶしに読む程度で、最近のファッション用語なんてほとんど分かりません。買うものはほとんどはバーゲン品かUNIQLOなどの安いショップで済ませます。そういえば最後に服を買ったのはいつのことか…。
連続ドラマは見ても1~2年に1度見る程度。恋愛シーン、殴り合いシーン、泣くシーンなどなど、そういうのがどうしても苦手です。毎週同じ時間に縛られるのも嫌ですし。そのうえうるさいワイドショーも嫌い。ニュースは新聞かWebで十分。そんなTVをそれほどみない私は「有名俳優の○○さん」とTVで流れても、ほとんど無視状態です。
携帯電話の着メロサイトへアクセスしても、「人気ドラマ○○の主題歌」とか「話題のCMソングの××」などと書いてあってもピンと来ません。
こうして書いてみると私ってなんだか40代~50代のおじさんみたい。けれども世間ではやっていたとしても興味のあまりないことに貴重な時間をつぶすのはもったいないと感じます。
もともと他人に合わせることがあまり好きではない私。それでも中学生のころは流行に乗り遅れてはいけないという考えは少しばかりありました。その理由とは「みんながやってるから」。特に思春期って仲間意識が強いし、全員が同じ格好、同じ持ち物でなくてはいけないという考えが芽生えてしまうもの。1人だけ目立っているといじめの標的にされたり、「一匹狼」とはやしたてられたり…。
今思うとそれはとてもばかばかしい。どうしてそこまで個性を押しつぶす必要があるのか。ばりばりに流行のもので着飾って「これが私の個性」と言い張る人がいるけれど、本当にそうでしょうか。単なる他人の真似にしか見えません。無理やり流行に合わせた格好をするよりも、自分に合った服装をしたほうがよっぽど格好いいと思います。それにたった1度しかない人生。人にばかり合わせていたら、いつか「似合わないことばかりしてた…。もっと自分らしく行動すればよかったなぁ」と絶対に後悔するはずです。
多少流行を取り入れることもいいけれど、自分が本当にしたいことをもう少し考えたり実行したりしてもいいのではないでしょうか。