Amazonで洋書"Microsoft Manual of Style for Technical Publications (Bpg-Other)"を買いました。
この本を買う前に「なか見!検索TM」(本の内容が検索できる、かなり便利な機能)してみると、どこかで見覚えのある内容…。と思ったら、以前通っていた英語学校でこの本をコピーしたものがプリント教材で配られていたのでした。内容が気に入ったのでプリントでなくぜひ本でほしいと思っていましたが、講師の先生から本のタイトルをきくのを忘れてしまいそれっきりに。すっかりあきらめいたところ見つかってよかったです。
この本は、テクニカルライター向けに書かれた、マニュアルを書くためのマニュアル。「一般ユーザ向けにこの単語を使ってはいけない」「この単語は1語で表記する」など、技術文章を書く際に気をつけることが書かれています。
厚ぼったい本が届くと思っていたら約400ページ(約2.5cm)と意外と薄め。ペーパーバックですが、表紙もページも割としっかりとした紙です。
前半は数字の表記のしかたや略語集、文法などのトピック別。後半はABC順の辞書配列で用語の使い方が網羅されています(注:用語の意味そのものは書いてありません)。両方とも例文(正しい例&間違った例)を多く掲載していているので、文を書く際に迷う心配はありません。
CD(e-book)が付いています。本の内容のほか、コンピュータ用語辞典とネットワーク事典が収録。「単なるおまけ」としか思っていなかったので、この内容にはびっくり。このCD目当てに買った人も多いかもしれません。CDを起動してもそれほどパソコンが重たくならない点もうれしいです。
それほど難しい文章はなく、TOEIC(R)600点前後のレベルがあれば十分読めるかと思います。書き方のマニュアルだから、それは当然ではありますが…。
少しずつ読み進めているところですが、ページを開くごとに「新しい発見」の連続。見てて楽しいくらいです。実はコンピュータ翻訳を勉強しているのにも関わらず、マニュアルでよく使われる表現をあまり知りません。「○○フォルダ内の××をダブルクリックして…」などという表現がすぐ出てこないもの。やはり買っておいてよかったです。
特にテクニカルライターやコンピュータ翻訳者を目指していなくても、英語のWebページを見るときなどこの本が役立つと思います。