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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

子どもたちにお金の教育を

2024-10-17 14:30:26 | 日記・エッセイ・コラム
8月で甥は18歳、つまり成人になりました。高校3年生で年を越すと受験の予定ですが、混雑した電車に乗るのが怖いらしく、学校まで妹や旦那さんが付いて行ってあげているようです。病院の先生によるとどうもストレスに原因があるようですが、中学・高校のうち約3年間どっぷりコロナ渦でしたから、その影響もあるかもしれません。
ところで、数年前に成人年齢が18歳に引き下げられましたが、気になっているのが新成人のお金のトラブルです。「お金のトラブル」というと高齢者のイメージがありますが、若い人でも多いようですね。たとえばエステの勧誘とか、健康食品の定期購入、クレジットカードのリボ払いなど。18歳になれば自己責任になりますから、当然親からの保護を受けられません。
18歳には高校生も含まれますから、高校生ではまだそういうお金の管理が十分にできないと思います。いざトラブルとなると、親に叱られたくないと隠してしまう子も多いそうです。また、「無駄遣いしてはダメよ」という程度で、お金のことを話さない親もたくさんいるようです。
そういえば、私の世代も含めて、学校でお金の使い方について十分な教育を受けていません。現代社会の授業では政治や選挙について学びますが、リボ払いの怖さなど学んだ記憶がありません。お金の仕組みはその都度変わっていくものですが、学校でその基礎を学ぶと学ばないとは大きな差が出てくると思います。
私のパソコンにもカード会社からリボ払いのお知らせのDMが送られてきますが、月々の支払いが少なくなるとかポイントが貰えるなど一見するとお得なように見えます。でも実際は借金が増えるだけで、何の得にもなりません。
一時期、消費者金融のCMがかなり流れていたこともありますが、結局そういう会社って「サラ金」ですよね。そういう会社からお金を借りてワンちゃんを飼うという某消費者金融のCMもありましたが、必需品でもないのにそういう使い方はどうなのかと疑問に思います。
それだけでなく、もっと身近なことでもお金の知識のあるなしに差が出ると思います。銀行ATMの休日利用には手数料がかかる。生活用品は割高なコンビニではなく、スーパーやドラッグストアで買う。セールだからと不必要な物まで買わない。
そんな私もちょっと前にお金を散財していた時がありました。お給料を貰っても貯金をせずに使ってしまう。眠気防止にと週に何度も外食してしまう。気分転換にと毎週ショッピングモールに行っては何か買ってしまう。けっこうストレスを溜めていたし、きっとあの時は精神的にもおかしかったのでしょう。今では外食をできるだけ控えていますし、ポイントカード(またはアプリ)やクーポンなども上手く活用しようとしていますし、一時よりはお金が貯まりました。
お金の知識の有無で生活はだいぶ変わると思います。私もそうですが、高齢になってもお金は大丈夫だろうかと心配になりますが、学ぶことでちょっとずつでも不安を軽減したいですね。そのためにも毎月のお小遣いからでもお金の教育が必要だと思います。私もFPの勉強をぼちぼちやらないと。

~追記(10月18日)~
タイトルに「子どもたち~」と付けましたが、実際は大人もお金について学びたいですよね。
昭和~平成初期はお金をじゃんじゃん使うのが当たり前だったと思います。私も学生の頃、飲み物をコンビニで定価で買っていましたもの。もっと上の世代だとブランドのものを買ったり、高級車を運転したり、海外旅行で贅沢していたのではないでしょうか。
伯父も老人ホームに住むまでは、コンビニに行く度に有料のビニール袋を貰っては、自宅マンションにため込んでいました。一括で買えるものを「金利ゼロ」という言葉に惹かれてわざわざ分割払い。今もスマホで月330円のサブスクに入っているようなのですが、何に入っているか本人は「分からない」と言います。
最近では学生さんと思われる若い人も激安スーパーで見かけることが多くなりましたし、自炊をして偉いと思います。ちょっと前の話ですが、制服姿の女子高生がコンビニではなくスーパーでペットボトルのお茶を買っていました。きっと節約する部分とお金を使う部分で上手くメリハリをつけているのでしょう。
お金の知識は年齢を問わず個人差があると思うのです。税金とか値上げなど、こまめに新聞を読んだりニュースを聴いたりしないと、どんどん置いて行かれます。生前の祖母も銀行のATM手数料を知らず、休日にお金を下ろしていました。きちんと根拠のある情報に対して常にアンテナを張ることが大事ですね。

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