1歳の姪がいるからか、子供に対する親の態度がとても気になります。怒鳴り声で注意したり、へたに甘やかしすぎたり…。その中でも体罰が深刻です。昔から問題視されていますが、特に最近はそれがさらにエスカレートしているような…。見ていると親の感情だけで子供をぶつケースが多いです。
小学生のとき、担任の先生がとても厳しかったことを今でもよく覚えています。その先生の顔を思い出すだけでも泣きそうになるほど。忘れ物をしてクラス全員の前で頭をたたかれたり、走るのが遅い理由で蹴飛ばされたり…。今思うと、注意されたというよりも単に恐怖心や、一生消すことのできない心の傷が残っただけでした。
子供のしつけには体罰がいちばんと言う人もいますが、果たしてそうでしょうか。ぶったり蹴ったりするだけでは、子供は100%理解しないはず。「どういう理由でいけなかったのか」よりも「お父さんからぶたれるからやってはいけない」と覚えてしまったり、怖い思い出として頭に残ってしまうのでは。実は私もそのパターンで、注意された言葉の代わりに体罰だけが覚えていることが多いです。そして最悪な場合には、「人が言うことを聞かなかったらどんな体罰を加えてもいい」とか「体罰によって人を動かすもの」などと理解してしまうかもしれません。その代わりに「ほかの人に迷惑をかけるから」とか「けがをして危ないから」とかきちんと口で説明し、繰り返し教えるのが理想なのではないでしょうか。そういっても現実はなかなか難しいですよね。
今日、近所のスーパーで元ヤンキー風の若い母親が自分の娘(おそらく3~4歳)を足で蹴飛ばしていました。見ているだけで気の毒で、泣いているその女の子を慰めようとしましたが、話しかけることすらできませんでした。その女の子の将来のことを考えるととても心配です。