ゆきたんくの住んでいる松戸市の名物は梨だ。
それも二十世紀梨だ。
松戸市の少年、松戸覚之助が親類宅のゴミ箱脇に生えていた梨の木を偶然発見し、植えて結実した梨である。後に渡瀬寅二郎が「二十世紀梨」と命名したのだ。
なんのことはない、ドライブしていた時のことだ。
松戸市の二十一世紀の森近くで信号待ちをしていて、ふと横を見るとでっかい梨があった。(最初の写真)
もちろん食べ゜られる代物ではない。車を停め、近くで見ることにした。
いやいやいや、大きな梨だこと・・・
葉っぱのレリーフがかわいい。
松戸市が二十世紀梨の誕生の地と知り、原木があった場所があるというのですぐに行ってみた。
二十世紀梨原樹跡地
そこには、原木がなく、モニュメントがあった。
原木は、第二次世界大戦で焼かれ、残念ながら昭和22年(1947年)に枯死してしまったという。松戸市立博物館に原木があるというので行ってみた。
二十世紀梨の原木…松戸市立博物館
原木は枯死してしまったけれど、現在二十世紀梨は鳥取県で栽培されている。
鳥取県の風土が二十世紀梨に合うのだという。
梅雨期の雨量が少ない、台風の直撃が少ないなどの、二十世紀梨にとっての好条件も持ち合わせている。
そういえば、こちらの梨園では「二十世紀」の名前をあまり聞かない。今までに何度かなし園で買い物をしたが、「幸水」、「豊水」、「新高」と言ったところである。
まあ、松戸ではその名前を発祥の地を中心に地名で残している。