今日は東京にお出かけ。
コロナが怖いので,都心とは言えない場所へ。
墨田区の横網にある「東京都復興記念館」へ足を運んだ。
復興には2つあって,
一つは東京大空襲,もう一つは関東大震災からの復興である。
その建物の西側に,モニュメントがある。
何の写真かお判りになるだろうか。
箱に入っていた鉄くぎが,空襲による火災で溶けて塊になったものなのだ。
焼けた家屋は民家である。
ということは,その中に人もいたのである。
鉄くぎがこうなるのに,1200℃の温度がいるという。
ならば,その中に逃げ遅れた人たちがいるはずだ。
この温度だと火災旋風が起こり,その高温の空気を吸い込むことにより,呼吸器にダメージを負い,窒息死する者が多いという。
東京大空襲では10万人,関東大震災では14万人もの方々が亡くなっている。
この2つの災害では,どちらも火災旋風が起こっている。
死亡原因の全てが火災旋風ではないが,猛烈な熱さの中で亡くなったかたがほとんどである。
あらためてご冥福をお祈りしたい。