伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

旅の楽しみ198…奈良・唐招提寺

2014-01-30 23:01:37 | 

いやぁ、旅は楽しいけれど悔しい思いをしたことも・・・

昨年日光に行った。

なんと、東照宮の陽明門が工事中であった。

もちろん、修復工事が大切なことは分かっている。

事前の予習が足りなかったことがいけないのだ。

期待に胸を膨らませて、いざ・・・

がっかりするわけである。

あれは7年前、2006年の12月30日のことだ。

関西旅行をした。

高校3年生の時、修学旅行1日目で帰宅したゆきたんく。

いや、訳はここでは言わないでおこう。

その1日の大部分を奈良で過ごした。

28年ぶりの奈良訪問である。

鑑真さんの開いた唐招提寺にはぜひとも行きたかった。

そして


 


あらら、奈良時代建立の金堂が・・・


 山門を入って、正面に・・・

 目が点になった。

 金堂がない。

 いや、2000年から「平成の大修理」が始まっていたのである。

 事前の予習が足りなかった・・・

 奈良で一番予習したのは、ミニ・ボロブドゥールの「頭塔(ずとう)」であった。

 修理はしょうがない。

 心の準備ができていなかったのでショックが大きかったのである。

 「あぁ、28年ぶりの奈良なのに~」

 うん、これは自分が悪い。

 ショックも受けるが、立ち直りも速い、「深く考える」機能のついていないゆきたんくである。

 759創建から1250余年の歴史中の10年間がこの修理に当てられている。

 もちろん、帰宅後に調べたので分かったことだ。

 そのたった10年間の姿を見ることができる人間は限られている。

 そう、こういうおめでたい思考に行きつくのがゆきたんくである。

 そうなれば、とことん見てやろう(笑)

 先ほどまでの落ち込みはどこへやら。

 わくわくして近づいたのである。



そう、まさに工事現場入り口の様相。その右には「拝観者入り口」の立て看板


これぞ普段見れないような解体された金堂。

パーツに分かれてしまっている金堂を見ることができた。

しかし、なぜかそれらにカメラを向けなかったゆきたんくである。

自分の脳裏に焼き付けるように一つ一つのパーツを凝視したのだ。

 

それらは、この窓からみることができた。



しっかりと耐震補強の施された建屋の中での改修工事である。さすが日本人の心遣いだ。


現在工事は終了し、今訪れれば金堂の姿は見ることができる。

ぜひ近いうち自分の目でしっかりと見たいものである。

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