「大きくなったな。」
友人の言葉である。
弔事があって出かけた。
その場所があきる野市だった。
昔の秋川(あきがわ)市である。
ゆきたんくがかけがいのない若い時の3年間を過ごした場所である。
ゆきたんく「まだ時間があるね。」
友人「行くか?」
ゆきたんく「おう。」
向かった先は、東京都立秋川(あきかわ)高等学校の跡地である。
そう、校樹だったメタセコイアに会いに行くのだ。
「大きくなったな。」はメタセコイアを見た友人の口からもれた・・・
秋川高等学校のメインストリート。この右に寮、左に学校施設があったのだ。
ここに来るだけで、あの時の自分を思い出す。
校地の周囲で場所を変えてメタセコイアを撮影する。
ゆきたんく「まだ時間があるね。」
友人「行くか?」
ゆきたんく「おう。」
行先は、食欲旺盛な高校生の時に胃袋を満たしてくれたラーメン屋「大勝軒」である。
跡地に来るときに車の窓から大勝軒が見えた。営業中だった。
店の中から暖簾をパチリ。
申し訳ないが、この日は久しぶりの炭水化物。
秋川に来て、大勝軒がやっていたら寄らない訳にはいかないだろう。
実は、この大勝軒には卒業してから1回も来ていない。
36年以上来ていないのである。
当時ご主人には生まれたばかりの赤ちゃんがいた。
その赤ちゃんは36歳になっている計算である。
ご主人もそれだけ歳を召されているのである。
あの時若かったご主人もおじいさんになっていた。
食事終わって、たまらず声をかけた。
36年ぶりのこと、当時は大盛りが食べられたこと・・・
そして、現在ゆきたんくが住んでいる松戸の北、流山市にある、友人と行きつけのラーメン店のご主人のお兄様のこと。
そう、その方と大勝軒のご主人は若い頃一緒に修行をされたという話を流山のラーメン店主から聞いていたのだ。
そのことと、名前を告げた。
大勝軒のご主人は
「36年も経って、このお話を聞いて・・・。 世の中というのはどこかで繋がっているのですなぁ。どうかよろしく伝えて下さい。」
ゆきたんくは何か嬉しかった。
そして写真を一緒に撮らせていただいた。
ゆきたんく「この服装ですみません。」
店主「いいんですよ、いいんですよ。」
ここにアップしようとして気が付いた。
写真掲載の許可をいただいていない・・・
では、これで。
ご主人と一緒に。