さて,お墓からティダヌチガマを目指す。
少し時間を使ったので取り戻さねばと思いながら気持ちは楽しい。
車の窓からふっと見えたものが。
今度はゆきたんくがY氏に
「車を停めて,何かあったよ。」
ヌヌマチガマの表示である。
なんと白梅学徒とある。
戦前沖縄には21の中等学校があっだ,沖縄戦ではこれらずての男女中等学校の生徒たちが動員されたという。
主に看護活動に当たったのは女子生徒で,男子生徒は上級生と下級生に分かれた編成で与えられた仕事をこなしていった。
つまり,ひめゆりだけを予習していたゆきたんくが,ここで脳髄に鉄槌をくらった訳である。
それも完璧な不意打ちだったので,より強烈な一撃となったのだ。
戦争遺跡が公園として残る。なんと素晴らしいことか。歴史の証人であるのだ。
今度沖縄に来るときにはここも絶対に再訪する。
そう,結果的にもうけたのである。