いやいや、何だこの無機質な写真は・・・
「旅の楽しみシリーズ」にしようと思ったが、あまりにもかわいそうな内容なんで題名を変えた。そして2003年渡英時の熱波のことをあまりにも言い過ぎたので、今回を持って熱波は封印しようと思うのだ。
2003年8/6~8/13の一週間をイギリスで過ごした。
その間、38度くらいの気温の中にいたことを記している。
今日は帰国時の時のことを思い出した。
ロンドンはヴィクトリアのイブリーハウスホテルをチェックアウトし、暑いのを承知でサスウケンジントンまで歩いた。随分長く感じたが、ロイアル・アルバート・メモリアルまで直線で2.1kmしかない。
この日は帰国日なので、帰りの飛行機の時間を考え、すぐにサウス・ケンジントン駅まで戻ることにした。だいぶ距離があるにもかかわらず、目の前に駅入り口とある。しめたと思って行ってみたら地下道だった。表よりも随分と涼しいのが嬉しかった。それと同時に眠気が出てきたのである。やはり、この1週間は熟睡できた日がなかったのだと思う。
地下道は薄暗く、涼しかった。
歩を進めるにつれ、明るくなってくる。なぜ?
地下道の出口は、また暖房の効いた世界が待っていた。
現地の方々は、テレビ放送で内容をよく理解しているのだろう。
しょうがないなあという顔をしながら、歩いている。
日本人の自分には理解が今一歩のように思った。
サウス・ケンジントン駅入り口横の地下道入り口の表示
地下道出口にあったガイドを見ると、すでに訪問済みの建物の表示があり、逆に歩いてきたのが分る。
昼食をとったリトル・ジャパン
さて、いよいよ昼食だ。和食が食べたい。リトルジャパンと言う店を見つけた。店内には、東洋人の女の子がいた。おぉ、久しぶりに家族以外と日本語が使える(ロンドン三越では「いらっしゃいませー」は聞いてはいるが、会話はしていない。)と思ったが、日本語はまったくだめなようだった。
クロムウェルPl通りにあるオブジェ
昼食後、気を持ち直したので撮った写真。
これはいったい何を表しているのだろうか。
ひと段落してチューブに乗った。車内は暖房(自然)が効いている。ハァー
乗ってすぐに写真の男(の子)が近づいてきた。
チューブ・ライブ少年?
本人の名誉のために写真をぼかしておく。
アコーディオンをしょって車内を歩いている。
そしてそのアコーディオンの横には空き缶がつけられている。
そこに金を入れろということなのだろう。
ジェスチャーで缶にお金をとするので、1£入れてやった。
どんな演奏が聴けるのだろうと思っていたら、さっさと行ってしまった。
暑くて起こる気力もなかった。
その後の、気抜けの状態で撮ったのが、冒頭のチューブのヒースロー・セントラル駅構内の写真だ。
そして、再び機上の人になるまで、一切の写真を撮らなかった。
暑さに打ちのめされたからである。