ここにいたのか。
友人からの情報によって知った次第。
あのビキニ環礁近くでの水爆ブラボーにより被爆した船である。
現物が残っているとは思わなかった。
また、自宅から25km、ゆきたんくの実家があったところから13kmのところにいたのである。
被爆後も紆余曲折の歴史を持っている「第五福竜丸」であるが、その現物に会えることが何よりも驚きだった。
しっかりと第五福竜丸の文字がある。
しっかりと操縦室もある。
形も整っている。
場所は夢の島である。
ゆきたんくの実家が品川区の大井町だから近いのだ。
そして、ゆきたんくが16歳の時に開設されたのだから見るチャンスは早くからあったのだ。
チャンスはあったが、興味がなかったかもしれない。
全寮制高等学校で、ハンマー投げに出会う1年前だったからミリタリー系に興味があったら水爆実験について調べていたかもしれない。
その後大学の4年間は自宅から通っていたのだ。
でも、この機会に会うことができたので友人に感謝である。
勉強嫌いなゆきたんくが若い頃に忘れてきたものは多々ある。
その一つを埋めることができたのだ。