夜の帳とでもいうのだろうか。
めっきり一通りのないいつもの場所。
女房のお迎えである。
まぁ、自分の時間のある時にね。
そして待つ。
街灯がありがたい。
ゆきたんくの車が停まっている所だが、工兵学校の敷地の中である。
そこにはかつて「通信講堂及研究室」というのがあった。
松戸工兵学校は陸軍のエリートを養成する学校だったのだ。工兵学校の出身者は近代戦を担う幹部になっていったのである。
今は平和な静かな道。
のほほんと女房を迎えに行くゆきたんくである。
なんとありがたいことかな。