水元公園は広い。
どんどん歩いて行く。
こっ、これはメタセコイアではないか。
先輩の話では、1900本植わっているという。
そうそうはないメタセコイアの森である。
ただ、対岸にあるので水元公園ではなく三郷公園内かもしれない。
少し疲れたのだろう。
コンクリートを避けて土の上を下を向いて歩いていた。
ふと目に入ったのは・・・
固焼きせんべいのように割れた木肌は・・・
顔を上げ、周囲を見渡す。
紅葉したメタセコイアが見えた。
足元には黄色に染まったメタセコイアの葉が・・・
故郷に帰ったような気になった。
そう、全寮制であった東京都立秋川高等学校はわれらの第二の故郷なのである。
この葉の写真を撮り、座ったままで顔を上げた。
なんと、まあ
こんな場所が自宅から近い所にあったなんて・・・
心を癒す場所がまた一つ増えた。
こいつは毎日メタセコイアを見ている・・・訳はないか・・・