夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

下流老人が広がる今、幸せな老後を送るための2つの準備、多々教示されて・・。

2015-08-30 11:50:41 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の老ボーイの70歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
年に4回ぐらい家内は、独り住まいの家内の母宅に行っている。

私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、
私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
独り住まいの生活をされて、早や11年目となっている・・。
       
こうした中で、家内の母は自身の身の周りは出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、7泊8日前後で母宅に泊りがけで行っているのが、
ここ10年の恒例となっている。

そして家内は殆ど毎夜、家内の母の本日の出来事と安否状況を確認する為、
電話連絡をしている。
                                                   
家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、まもなく杖(つえ)を突く身となって、
『要支援2』となっている。

こうした中、整形外科、内科、眼科に通院している中、
ここ60日前後は少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査が加わり、
家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなっている。

このような結果として、飛び石のように家内は孤軍奮闘してきて、
最近では8月27日から2泊3日間で行ったりしてきた。

この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしている。
               

平素の私たち夫婦の年金生活は、ご近所の方の奥様たちから、
仲良しねぇ、と何と社交辞令を頂いている私たちでも、
もとより永遠に続く訳ではなく、いつの年にどちらかは片割れとなり『おひとりさま』となる・・。

私は家内より先にあの世に行くと思ったりしているが、
この世の中は、先のことは何が起きるか解からないので、
一年に何回かは、家内に先立だれ『独りぼっち』になってしまうことを考えたりすることもある。
          

昨夜、朝日新聞社の基幹ネットのひとつ【dot】をぼんやりと見ていた中、
【下流老人が広がる今、幸せな老後を送るための2つの準備】と題された見出しを見て、
とういうことなの、と思いながらクリックしてしまった・・。

そして2015年7月14日に配信され、
記事の原文は、【週刊朝日】2015年7月17日号に掲載された記事のひとつと解り、
無断ながら転載させて頂く。

《・・最近は「下流老人」と呼ばれる高齢者の貧困が話題になっているが、
独居老人が幸せな老後を過ごすためにはどうしたらいいのか。

そもそも単身高齢者は最低いくらあれば大丈夫なのか。
総務省による60歳以上の単身無職世帯の「家計調査報告」では、住居が1万3千円台となっているが、
賃貸の場合はその何倍にもなる。
生活の中で大きなウェートを占める住居費をストックすることが、まずは基本だ。

「老後の安心は、自分のリスクを洗い出すことと、平均余命を知ることから始まります。
今70歳ならまだ10年以上の余命があるのだから、経済的な組み立てをすることが大切です」

そう話すのは「単身けん」(ひとりで生きるために、単身者の生活権を検証する会)の発足以来、
事務局長を務めた石川由紀さんだ。
          

「もうひとつは精神的な自立と覚悟。
ひとりでハッピーに生きるにはそれも必要です」

単身けんは1990年に発足した。
石川さんによれば20年前と今では単身者が抱える問題が変わってきたという。

例えば、昔の3大困りごとは「住まい」「お墓」「保証人」だった。
目下の主な問題は「詐欺」「孤立」「認知症」だ。

「振り込め詐欺をはじめ訪問販売や通信販売など、一人暮らしはターゲットにされやすい」(石川さん)

勧誘話はやんわり、でもしっかり断る。
空き巣などの防御策にもなるので、一人暮らしだと悟られないように
洗濯物を室内干しすることも大事だという。
          

おひとりさまのメリット。
一言で言えば、すべて自分の都合と独断で決められること。
つまり自分の老後を自分で好きにデザインできること、と石川さんは言う。

「ホームを選ぶのも家を売るのも自由。
でも、終活だからといって断捨離をしすぎると、思い出がなくなって認知症になりやすいと思う。
この湯飲みはあの人と旅行に行ったときのものというように、
さりげない日常を思い出せることも大切です」
          

NPO「りすシステム」の森妙子さんは次の点を挙げる。

「ひとりになったら、まず自分ではできない死後のことをどうするかを考える。
それを決めてこそ、残りの人生が充実していくのだと思います」

りすシステムは、お墓や葬儀の仕方を決めたり、入院などの保証人業務を生前に請け負う。
森さんはりすシステムの生前契約スーパーバイザーであり、契約者でもある。

本人も8年前に夫を亡くした子供のいない「おひとりさま」だ。

「私自身、夫の死後に胆石になり救急車を呼び入院したのですが、
看護師さんに契約カードを見せるとすぐ連絡をしてくれて、
NPOのスタッフが30分以内に病院に駆けつけてくれて安心したのを覚えています」

森さんは言う。
「高齢の方の抱える問題は多岐にわたりますが、“家族”の役割を契約という形でサポートします。
家の片付け、ペットのケア、買い物や旅行、美容院の付き添いもあります。
手を握ってのみとりも何度もしてまいりました」

生前契約ができる団体はほかにもあるので参考にしてほしい。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
          

このように『おひとりさま』の心構え、基本を私は多々教示され、
私がいつの日にか『おひとりさま』になってしまった時、落胆し悲嘆ばかりするのではなく、
大いに叱咤激励された今回の記事であった。


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