夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

医師のホンネ「人間ドックは必要ない」「余命わからない」と私は学び、困惑して、やがて微苦笑し・・。

2016-05-16 15:26:54 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

こうした中で、私の住む市では年に一度の健康診断は、
過ぎし平成19年度までは『お誕生日検診』と可愛らしい名称であったが、
この後は、何かしら基本健診に血圧測定、血液検査などが加味され、『特定検診』と改称された。

私は健康診断を受診する時、基本健診としては、
身長、体重、採血、心電、尿検査、血圧測定などが行われた後、最後に医師との問診となっている。
そして希望者には胃がん、大腸がんの検診があり、私は毎年受診してきている。

家内も私に準拠して受診しているが、女性の身であるので、婦人系の検査を加味し、受診している。

そして私は、こうした年に一度ぐらい健康診断をされない方は、命を粗末している御方だ、
と公言したりしている・・。
            

昨夜、ネットでニュースを見ている中、
【 医師のホンネ「人間ドックは必要ない」「余命わからない」 】と見出しを見て、
どういうことなょ、と思いながら精読してしまった・・。

この記事は、【NEWS ポストセブン 】5月15日配信されたひとつで、
原文は女性専用週刊誌の『女性セブン』2016年5月26日号に掲載された記事のひとつであり、
無断であるが転載させて頂く。

《・・名医50人が『直撃!コロシアム!!』(TBS系、4月11日放送)で、
ぶっちゃけた本音が「あまりにもひどすぎる」「情けない」とネットで大炎上した。
その内容は、耳を疑う話ばかり。

ここではさらに掘り下げて、医者・病院の真実を聞いてみた。
            

同番組に出演していた『おおたけ消化器内科クリニック』の大竹真一郎院長は、
「人間ドックは、問題だらけ」とまで言い切る。
年に1度の人間ドックの結果に、一喜一憂している人には、衝撃的な話。


「いい加減なところが多いし、言われるがままにすべての項目を受ける必要は、まったくない」
人間ドックは保険外診療なので、病院によって価格の差が大きい。
検査のオプションを増やせば、金額はどんどん高くなる。

どう受ければいいのか悩むところだが、大竹氏は「必要のないオプション検査は、受けなくていい」と話す。

「例えば、全身を一度に撮影して、がんの早期発見をするPET検査。
がんと診断された人を詳しく調べるために、PET検査は必要ですが、健康な人は受けなくていい。
PET検査をやった人とやっていない人で、死亡率の差はまったくないですよ。
何十万円もする検査ですが、見逃しが山ほどある」
            

一方、同番組に出演した医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は、番組で「人間ドックは意味がある」と回答していた。
「人間ドックで見つからないケースもありますが、多くのがんは検診で見つかります。
罹患者が多いということで、地方自治体が推奨している乳がん、子宮がん、肺がん、大腸がん、胃がん検診。
これは絶対にやった方がいいです」

ただ高い検査を受ければいいというわけではないのだ。
            

さらに、大病を患って気になるのは、あとどのくらい生きられるのかということ。
余命宣告は本人と家族にとって、その最後の時間をどう生きるか考える上でも、とても大切だが・・。

「余命宣告は、半分カンである?」の問いに、半数の医師が「Yes」と答えた。

その意味を大竹氏が説明する。
「今は基本的に、余命宣告なんてしません。

息も絶え絶えで、家族が見てもわかるような状態なら別ですが、
正直言って、1年や半年単位で、患者さんの余命なんてわかりません。
ただ、生存率の統計データを示して、可能性をお伝えします」

例えば、今の病状であれば、5年後に生きている人は30%といったデータを伝える。
ただしあくまでも確率の話。
「あと半年です」などと余命宣告をする医師がいても、その言葉をうのみにしては、いけないのだ。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
            

私は1970年(昭和45年)の春に、ある民間会社に中途入社して以来、
定年退職した2004年(平成16年)の秋まで、会社から春、秋に実施されている健康診断には、
欠かさず受診し、そして苦手なバリウム薬を飲む胃がん検診も、積極的に受診してきた。

この間、50代の前半に、二度ばかり『人間ドック』で多岐に及び検査を受けて、
異常なし、と結果されて、安堵したりしてきた。

その後、リストラ烈風の中、あえなく出向となり、『人間ドック』の受診まで心身余裕がなく、
出向先で定年退職時を迎えた拙(つたな)い身である。


定年後は多々の理由で、年金生活を始めて、やがて『国民健康保険』に加入した結果、
毎年市から斡旋される健康診断を受診している。

こうした中で、再検査・要を3度あったりした。
            

過ぎ去りし年の2010年〈平成22年〉の秋の健康診断を受診した時、
糖尿病と明示され、茫然としながら、翌日より食事の内容はもとより、ウォーキング、散策をしたりしている。

やがて最寄の内科に4週間毎に定期健診を受けているが、
ここ3年は悪玉コレステロールは基準値の90%、これ以外はほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。

こうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。
            

過ぎし年の2013年〈平成25年〉の秋には、何故かしら『胃がん検診』の結果だけは、『要精検(内視鏡)』に◎印が囲まれていた。

私は担当の医師から、『胃の下腹にあたる幽門部に粘膜面異常が見られますので、再検査をして下さい』
と写真の6枚を見ながら私に説明をして下さった。

『再検査と言いますと・・胃カメラを呑んで・・検査することですか?』
と私は医師に言った。

『代表的な検査としては、胃カメラで検査することが多いですね』
と明るい表情で医師は私に言った。

私はこれまでの胃がん、大腸がんの検診をしてきたが、すべて良好の『精検不要』となっていたので、
生まれて始めて胃カメラを呑んで、再検査かょ、と何かと小心者の私は怯(おひ)えた。
                    
この後、この医師に調布市で胃腸科に関して評判の良い病院に紹介書を頂き、
そして紹介先の病院に訪れて、胃の再検査を予約の申し入れて、やがて受診した。

結果として、医師の問診があり、私は医師から検査で写した鮮明な写真を8枚ばかり、
パソコンの画面から解説を受けたりした。
『胃潰瘍・・わずかに見られます』
と医師から私は言われたが、家内に胃潰瘍と診断されたこともあったので、私は安堵した。

そして私は胃ガンの初期状態は・・?』と私は医師に問い合わせた。
『現状では、そのような徴候はありませんょ』と医師は明るく私に言った。
            

今年の3月初旬には、大腸がんの検診で再検査・要と診断されて、
大腸の内視鏡の受診し、恥ずかしながら肛門から内視鏡で盲腸まで約1メートルを挿入された結果、
内視鏡の検診をして下さった医院長より、大きなポリープはふたつ有り、摘出して傷口は出血防止の為、クリップで縫逢し、
小さなポリープは6ばかり有り、いずれワイヤーで摘出しました、と私に説明して下さった。

こうした中で、悪性腫瘍であれば、癌に進むこともあり、
よくみられるポリープと思われますので・・と医院長より私は言われて、御礼の言葉を重ねたりした。
            

或いは昨年の2015年〈平成27年〉の晩秋には、白内障の手術を左眼、そして右眼を受けた。
確か5年前の健康診断で、白内障の疑いがあり、検査・要、と診断されたが、
小心者の私は、やはり眼の手術は怖くて、放置していたが、やむなく昨年の晩秋には、白内障の手術を受けて、
酷い近眼だった私はメガネ不要となり、視力が1.0前後となり、戸惑いながら微笑んだりしてきた。
            

今回の難題、「余命わからない」に関しては、私は複雑な思いを秘めている。

私の父は私が小学2年の時に、肝臓が悪化して、やがて42歳の若さで肝臓ガンで死去した。

そして母は私が54歳の時に病死したが、数年前から入退院を繰り返して、
婦人系のガンで喜寿(きじゅ)と称される77歳を迎えて、まもなく亡くなった。

家内の父は私が定年退職する直前に病死されたが、やはり4年前から入退院を繰り返して、
腎臓ガンで77歳で死去した。

私の母、そして家内の父も、最初に入院して、まもなく医師から、
5年すぎれば・・余命が長くなる場合も・・あります、
とこのような意味合いの言葉を頂いたが・・。

私は医師、看護師、そして治療を受けている人の努力も肝要であるが、
生死の境は、神様か仏(ほとけ)様に采配されている世界と、思いを深めている。

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コメント (2)
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