夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

目的の一駅前で下りてみることの意外な脳活効果、高齢者の私は瞬時に賛意して、微笑み・・。

2017-06-07 15:31:23 | ささやかな古稀からの思い
先程、小学館が発刊しているシニア向けの教養雑誌『サライ』の公式サイト【serai.jp】を見たりしていた中、
『 目的の一駅前で下りてみることの意外な脳活効果とは
            【大人の発想術 第11回】』と題された記事を見た。

私は現役サラリーマン時代、50代の前半時期に、都心の本社に通勤する時、
会社の最寄駅のひとつ手前で下車して、少なくとも百回以上歩いて、街並み、寺院、警視庁の機動隊がある横を眺めたりして、
やがて出勤したりしてきた体験があるので、そうですよねぇ、微笑みながら記事を精読してしまった・・。

この記事の原文は、前刀禎明・著、鈴木隆祐・監修の『とらわれない発想法 あなたの中に眠っているアイデアが目を覚ます』(日本実業出版社)』、
上梓された本を鈴木隆祐さんが紹介する記事と思われ、
そして『サライ』の公式サイト【serai.jp】に2017年5月17日に配信されていた。

私はシニア向けの教養雑誌『サライ』に関しては、50代の10年間は購読してきたので、
よしみに甘えて、無断であるが転載させて頂く。

《・・目的の一駅前で下りてみることの意外な脳活効果とは
             

都心部の電車の駅間は大体1km程度。
歩けば20分前後というところか。

しかし、東京メトロ丸ノ内線の新宿~新宿三丁目駅はたった300m、
日比谷線の日比谷駅~銀座駅間と銀座駅~東銀座駅間もそれぞれ400mしかない。

それぐらいであれば、目的駅の一つ手前で下りて、そして、歩いてみよう。
健康のためによいこともむろんだが、これがなかなか有効な“脳活”になるのだ。
             

☆ちょっとした旅気分を味わいつつ、気軽に自分をリセット

一瞬、見慣れない光景が広がり、戸惑うかもしれないが、
知らない道を歩いているだけで、どこか得をした気分にもなるだろう。
要はちょっとした旅気分を味わいつつ、気軽に自分をリセットできるのだ。

朝のうちなら、気まぐれに常連で賑わう喫茶店に入り、モーニングセットを食べたり、
いつもは手に取らない新聞を手に取ってみたりする。
そんなことで不思議と新鮮な視点が得られるものだ。

できれば、チェーンでない個人経営の喫茶店がいい。
都心部にだって、そんな店がまだまだある。

そして、それぞれに豊かな表情を持っている。
そこでの人間観察も有益だ。

朝の一服をしている常連客が醸す和気藹々とした雰囲気には、和まされると同時に、
彼らの会話に耳を傾ければ、自分の関心事とは、まるで違う話題に驚くことだろう。
ただニュースを見ているだけでは、わからなかった出来事が、その解説や分析を通じて腑に落ちる場合だってある。

耳に入った知らない単語が気になったら、今ならその場でスマホで調べてみればいい。
漫然とテレビを見るより、よほどためになる。

かつて松任谷由実は、よくお忍びで渋谷などの喫茶店に通い、
女子高生のお喋りに耳をそばだて、歌詞の参考にしたというが、なるほどと思わされる。

この手法で盛り場なども明るいうちに歩くと、
「へー、こんな所に新しいバルができたんだ、今度女房と来てみよう」
などと、夜には見えなかった発見がある。

いつもと違う情景に身を置き、仕事や趣味のプランを考えていると、不意にこれまでにない発想も沸いてくる。
             

☆時間に余裕のできた世代ならではの楽しみにも

散歩番組全盛でも、そこにはつねに目的がある。
番組に追随して出かけても、事前の情報の刷り込みがあるぶん、さして刺激を感じない。
ネットであらかじめ調べて出かけるのも同じことだ。

だったら、どこかに出かける場合には、
一駅手前で間に合うだけの時間に余裕をもって出かければよいだけだ。
そうすれば、決まりきった日常から簡単に抜け出せるのだ。

歳を重ねて、時間の縛りから脱することができた以上、
すこしでもその余裕を行動的に使いたいものである。
時間に余裕のできたサライ世代ならではの、密かな楽しみともいえる。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
住宅街が広がる中で、少しばかり広い雑木の多い小庭の中、築後39年の古惚けた戸建に住んでいる。

そして私の生家も近くにあるので、私自身としてはこの地域に住んで、早や67年が過ぎている。

最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。
或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
そして私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

いずれの最寄駅までの路線バスの利便性は良い所で、たとえば都心の新宿のデパートに買物に行っても、
電車を利用すれば、我が家よりデパートの店内に45分ぐらい、
或いは東京駅でも我が家から一時間前後となっている。
                             

私は民間会社の中小業のある会社で35年近く奮戦し、2004年(平成16年)の秋、定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めたが、平素の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。

そして家内から依頼された品を求めて、私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。

最寄駅までは、利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、
歩くことは何よりの健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している買物メール老ボーイとなっている。

そして買物メール老ボーイの責務を終えた後、帰宅後も私は独りで外出して、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
             
      
こうした中、ときおり私は小田急線の『成城学園前』駅まで歩いたり、住宅街、小公園なども、
彷徨(さまよ)うに歩く時もある。

そして大きなお屋敷のような家が解体されて、やがて分譲住宅が12軒が新築されている状況に驚いたり、
或いはテニス・コートだった処が、大きな分譲マンションが建てられていたことに、
私は小学一年生より眺めてきたので、時代の変貌、と微苦笑したりしてきた。
             

或いは『喜多見』駅より少し歩くと、雑木林が賃貸マンションが建てられたり、
旧家の広い畑が、分譲住宅が20軒ぐらい新築されていた。


京王線の『つつじが丘』駅、そして『柴崎』駅まで間には野川が流れているが、
『調布』駅までは、地上にあった線路が地下化となり、大幅な周辺は変貌してきた。

こうした状況を私は眺めたりしていると、未知の情景に出会ったような心情となり、
微苦笑する時もある。

或いは神代植物園の帰路、私が通学した中学校の周辺を50数年ぶりに通学路を歩けば、
確かこの道だったよなぁ・・と愛惜を重ねて、彷徨(さまよ)うように歩いたりしてきた。
             

私は家内と共に国内旅行が好きで、幾たびも旅路を重ねてきたが、
日常生活の中で、こうした我が家から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園、住宅街などを散策しても、
ひとつの旅路かしら、と微笑む時もある。

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