先程、ときおり愛読しているネットの【NIKKEI STYLE】を見ていたら、
『ペットボトル 早く飲みきらないと、1日で雑菌天国』と見出しを見たりした。
私は年金生活の72歳の身であるが、午前中のひととき、殆ど毎日のように
自宅から3キロ範囲にある住宅街、遊歩道、小公園を歩き廻っている。
特に熱い時節には、コンビニなどで冷えた煎茶のペットボトルを買い求めて、
木陰にあるベンチに座り、水分補給を兼ねて休憩することが多い。
そして私は、ペットボトルは開栓したら、なるべく早く飲んでねぇ、と家内から言われているが、
具体的なことは解らず、今日に至っている。
こうした心情の私は、今回の記事を読んだりした。
この記事の原文は、「NIKKEIプラス1』の2017年6月3日に於いて、
若山友佳・記者が綴られた記事で、関連の【NIKKEI STYLE】に6月14日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。
《・・ 「開栓後は、すぐにお飲みください」。
ペットボトル飲料の注意書きには「すぐに」や「早め」の言葉が並ぶ。
記者はペットボトルに直接口をつけて飲んでいる。
いつまでに飲みきれば安心か。
「口をつけて飲む場合は、その日のうちに飲みきって」。
サントリー食品インターナショナルに聞くと、こんな答えが返ってきた。
ペットボトル飲料をじか飲みすると、口内の菌などが逆流。
菌が増えれば、食中毒の恐れもあるためだ。
開栓すると、中身が空気に触れ、雑菌などが入る。
口をつければ、なおさらだ。
「口をつけない場合でも、開栓後は蓋をしっかり閉めて冷蔵庫に保管。
2~3日を目安にできるだけ早く飲んで」と同社は呼びかけている。
日本コカ・コーラも、じか飲みについてはやはり、その日のうちに飲みきるよう説明する。
直射日光を避けて、保存することも大事だ。
では飲みかけのペットボトル飲料の中には、どのくらい菌がいるのか。
微生物の試験を行う衛生微生物研究センター(東京・葛飾)で実験を試みた。
そろえたのは、ペットボトルに入ったミネラルウオーター、緑茶、牛乳入りの甘いコーヒー飲料の3種類だ。
ペットボトルに口をつけてひとくち飲み、それぞれを6度、20度、32.5度の温度で保存した。
冷蔵庫内、常温、炎天下を想定した。
それぞれ口をつけた直後と3時間後、9時間後、そして24時間後の菌の数を測り経過観察した。
どれくらい菌が多いと、食中毒になるのか。
李新一主任研究員は「菌の種類にもよるが、1ミリリットルあたりの生きている菌の数が
100万個を超えると、食中毒の可能性が高くなる」と説明する。
そもそも口内の菌の数は、体のほかの部分に比べかなり多い。
「手のひら全体で数十~数千個強といわれるが、
口内は唾液1ミリリットルあたり100万~1千万個」(李さん)。
じか飲みを通じて無菌だったペットボトルに菌が入り込むのだという。
数日後、実験結果が送られてきた。
ミネラルウオーターの菌の数は、32.5度下の場合、
直後が100戸で24時間後は300個。
データ上は「菌の数は位が変わらない限りは誤差の範囲」(李さん)のため変化なしとの結果に。
他の温度や緑茶も同様だった。
一方でコーヒー飲料は、いずれの温度でも、菌の増殖が確認できた。
32.5度下に置いたコーヒー飲料は、24時間で食中毒の危険水準を突破したことになる。
9時間以内で飲むのが安心のようだ。
菌が増える条件には、複数ある。
糖分などの栄養素はその一つだ。
糖度が高いコーヒー飲料は栄養素がたっぷりあった。
コーヒー飲料以外にも、ジュースや甘みがある飲料は、菌が繁殖しやすい。
一方で、菌が育つために必要な栄養素がミネラルウオーターと緑茶にはなかったようだ。
温度も重要だ。
「30~35度は、菌が一番活発になり、増殖しやすい温度」(李さん)。
炎天下の屋外では、ペットボトルの温度は上がりがち。
冷蔵庫でも増殖が抑えられるだけだ。
口内の状況や開封時の環境で、入り込む菌の種類や量は異なる。
食事時には、口内の菌に加え食べ物が逆流する場合もある。
コーヒー飲料に比べると、ミネラルウオーターや緑茶は菌が繁殖しづらいが、
過信せず1日で飲みきろう。
500ミリリットルなどの小型サイズが約20年前に登場後、ペットボトルの市場は急拡大した。
かつては全飲料に占める容器別生産シェアは半数弱だったが、15年以降は7割超に。
生活に欠かせないだけに安心な飲み方を知るのは大事だ。
もちろん、じか飲みによる菌の繁殖リスクは、ペットボトルに限らない。
水筒や飲み物を移したコップなども注意が必要だ。
飲み物を持ち歩く機会も多い夏、安全に気をつけながら正しく飲みたい。
日にちがたったペットボトル飲料の見た目やにおいは、どう変わるのか。
記者は自宅で実験を試みた。
ミネラルウオーター、緑茶、コーヒー飲料をひとくち飲み、蓋を閉めて、常温で放置。
朝と晩、においや見た目を観察した。
1週間後、驚いたことに、いずれにも目立つ変化はなかった。
コーヒー飲料はコーヒーの香りが強く、変化がわかりづらい。
見た目も白い牛乳の成分が少し分離したくらい。
衛生微生物研究センターの李さんに聞いた。
「1ミリリットルあたりの菌が1000万個を超えると、においが変わったり飲料が濁ったりするなど変化が表れるが、
それより少ないと見分けるのは困難」。
日ごろ、いつ口をつけたか忘れがち。
「まあいいか」で済ませてはいけない。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
我が家では、首都圏大震災などに備えて、大きな2リットルの煎茶ペットボトルを6本保存している。
そして4月頃、暖かい時節になると、散策で汗ばんだ私は帰宅すると、煎茶を淹れる代わりに、
この2リットルの煎茶ペットボトルを一本取り出して、飲むことがある。
こうした後、殆ど残った2リットルの煎茶ペットボトルを冷蔵庫に保存するが、
気温が安定しない時節なので、忘れてしまい、結果としては4日以内に飲んだりしてきた。
今回の記事を読み終わった後、多々教示され、やはり開栓後は早めに飲もおう、
と思ったりした。
この後、ぼんやりと若き日、学生時代に私はワンゲル部に所属して、
先輩に導かれて3泊4日前後の山岳で、テントで睡眠をとったりした。
こうした中で、水場がないコースの時は、水道水を大きなポリタンに入れて、
横長ザックのキスリングに入れて、飲み水、食事用に活用していた。
こうした合宿の場合は、もとより3日過ぎても、担ぎ上げた水を使用していた。
そして先輩はじめ私たち一行は、誰しも体調は崩したことはなかった。
こうしたことを思い重ねて、余りペットボトルの飲水には神経質にならなくとも・・
と思ったりして、微苦笑をしたりした。
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