夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

死ぬまで自分の足で歩くために、「ロコモ度」をチェック!、私は学び、こっそりと挑戦して・・。

2024-11-27 15:53:14 | 傘寿からの思い

日常生活を振り返り、こんなことはないだろうか? 
まずは以下の7項目をチェックしてみよう。
1つでも当てはまれば、対策を考える必要がある。

□片足立ちの状態で靴下がはけない。

□家の中でつまづいたり、すべったりしやすい。

□階段を上がるのが億劫。手すりが必要。

□重い物の上げ下ろしなどの重い家事労働が困難。

□2kg(1リットルの牛乳2個くらい)の買い物を持ち帰るのが困難。

□15分くらい続けて歩くことができない。

□横断歩道を青信号の間に渡り切れない

※出典:ロコモチャレンジ!推進協議会『7つのロコチェック』より


「まず自分の運動器の状態を知り、今すぐに対策を始めることが大切。
対策をすれば何歳からでも効果があります」
と語るのは、医療法人社団愛友会 伊奈病院 整形外科部長の石橋英明氏だ。

「運動器の衰えや疾患などによる機能低下は、ゆっくり進行するので、
“年だから”と見過ごしているうちに、歩けなくなるなどということは、
大げさな話ではありません。

まずはロコモ度テスト(※注)などで衰え具合を把握し、
少しずつでも継続的な運動習慣をつけ、
日常ではよく歩く、階段を使うなどの活動的な生活を心掛けましょう」(石橋氏)

肥満や低栄養にならないよう、適切な食生活も大切。
また中年以降は、運動器の機能に関わる骨粗しょう症、骨折、変形性関節症、
変形性脊椎症、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症などが発症しやすくなるので、
初期の腰痛、膝痛、だるさなどを放置しないよう、早目の整形外科医への受診をすすめている。

※注:ロコモ度テスト
日本整形外科学科が考案したロコモティブシンドローム判定に使われる簡易テスト。
たとえば高さ40センチの台(イスなど)に軽く腰掛けた状態から、
勢いをつけずに片脚で立ち上がることができるかなど。

この40センチからの片脚立ち上がりができないと、ロコモの始まりともいわれる。

☆「ロコモ度」をチェック!

立ち上がりテスト片足イラスト
2ステップテストの方法イラスト

ロコモティブシンドロームの原因

●加齢(骨は女性で閉経前後から、男性で60歳頃から急速に低下。
    筋肉は男女とも、40代以降毎年0.5~1.0%ずつ低下する)

●遺伝(筋肉や骨、関節などが衰えやすい遺伝背景がある)

● 運動器の疾患(骨粗しょう症、骨折、変形性関節症、変形性脊椎症、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症など)
 +
●運動習慣の欠如

●日常生活での活動量の低下

●不適切な栄養摂取状態(肥満、痩せすぎ、低栄養など)

緑文字の三つは、心掛け次第で向上できることです。


☆今すぐ始めたい“死ぬまで歩き続ける”ための体操

●ロコトレ

ロコモティブシンドローム予防のための運動はこの2つ。
簡単そうに見えるが、ふだん運動習慣のない人などには、意外に大変。

バランスを保とうとして動く筋肉、心地よい負荷感を感じる筋肉など、
ふだん使われない筋肉を意識することができ、同時に足腰の衰えを自覚できる。
毎日続けることが大切だ。


【片脚立ち】バランス力をつける

  姿勢をまっすぐにして立ち、片脚を軽く上げて1分間静止。
  転ばないように、すぐにつかまるものがある場所で行う。

ロコトレ片脚立ちイラスト

   左右1分ずつ×3回/日

【スクワット】下肢の筋力をつける

  1:肩幅より少し広めに足を広げ、つま先は外側に30度くらいずつ開いてまっすぐに立つ。

  2:膝が足の人差し指の方向に向くように、またつま先より前に出ないようにして、
    お尻を後ろに引くように膝を曲げて体を沈め、元の姿勢に戻す。

    深呼吸をする速度で5~6回繰り返す。
    膝を傷めないよう90度以上は曲げないように注意。

ロコトレスクワットイラスト

     5~6回×3回/日

イラスト/日本整形外科学会ロコモパンフレット2015年度版より
取材・文/斉藤直子

ロコモ チャレンジ!推進協議会 ・・》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする