1.問診と歯茎のチェック
歯茎の炎症の状態を歯科衛生士がチェックします。
口臭がある場合は、虫歯や歯周病の可能性があります。
同時に患者さんから、痛むところなどはないか、
日頃からご自身で気になっていることや困っていることがないか、お話を伺います。
必要に応じてレントゲン撮影を行います。
2.歯茎の検査
歯科衛生士が、専用の器具を使って、歯周ポケットの深さを測ります。
歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの間の溝の事で、
歯周ポケットの深さが、歯周病の程度の目安になります。
歯茎の出血があるかどうか、歯がぐらついていないかも確認し、
その程度を数値で記録します。
今後はこの数値の維持または改善を目指してケアをしていきます。
歯垢、歯石のつき具合、歯茎の炎症の有無、
歯周ポケットの深さなどの患者さんの口腔内環境について、
歯科衛生士が患者さんにご説明します。
3.歯垢の染め出し
歯垢が染まる薬剤を歯に塗り、
歯垢がついている部分と染まっている色をチェックします。
患者さんにも実際に歯が染まっているのを
ご自分の目で鏡で見ていただきます。
染まっている部分が多く歯みがきで歯垢が落としきれていない患者さんには、
普段どのようなセルフケアをしているか、
どんなものを使っているか(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシなど)を患者さんにお聞きします。
4.歯のクリーニング・歯石取り
エアフローを使用して、染まっている部分(歯垢)をきれいに落としていきます。
歯石や着色による汚れも取っていきます。
☆エアフローとは?
エアフローは、歯のクリーニングを行う機械の一種で、
超微粒子パウダーをジェット噴射で、歯に吹き付けると同時に水で洗い流し、
歯の汚れや歯垢を落とてきれいにします。
軽い着色汚れならホワイトニングをしなくても、
エアフローでのクリーニングのみでかなりきれいになります。
また、歯周ポケット内の虫歯や歯周病の原因となる細菌を除去する効果も高く、
歯周病治療にも用いられます。
5.フッ素塗布
最後にフッ素塗布(またはフッ素のうがい)を行います。
フッ素は虫歯を防ぎ、歯質の強化に効果があります。
フッ素のあと30分程度飲食を控えて頂きます。
ご自宅でのケアの方法など、気になる点があれば
担当の歯科衛生士におききください。
☆歯の定期検診によるメリット☆
定期的に歯科検診を受けて頂くことには、どんなメリットがあるのでしょうか。
それは「虫歯や歯周病を早く見つけて、早期に治療をすることが出来る」
ということにつきます。
具体的には下記のようなメリットがあります。
- 虫歯や歯周病などを早期発見できる
- 虫歯、歯周病のリスクを減らすことができる
- 虫歯や歯周病が進行して悪化する前に早期治療が出来るので費用を抑えられる
天然歯を長く健康に保つことができる・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。