先程、ヤフー・ジャパンより配信された記事を見ている中で、
『 郵便料金値上げ、「年賀状じまい」加速?
識者「つながりの効用」も と題された見出しを見たりした。
確か小学校に入学して以来、年賀状は友人、知人に書いてきた。
やがて25歳に民間会社に中途入社して、会社の上司、同僚など、そして親戚の御方に出してきた。
これまでの人生航路で、色々と御世話になった御方・・相変わらず出している。
たとえは会社時代の上司には、何かと一般常識に欠けていた私を社会人として通用するように、
そして企業戦士になれるように鍛えて下さった感謝の念から、書いている。
或いは会社関係で知り合った知人には、同じ業界で共に時代を過ごし、
この後のお互いのセカンドライフの状況を報告するように、書いたりしてきた。
もとより兄妹、親戚の御方にも、これまでの人生航路に感謝しながら、
毎年書いたりしてきた・・。
こうした中、過ぎし平成30年の年賀状を頂いた中、会社時代の上司の中のある御方より、
新年のあいさつ文の後半に
《・・昨年後期高齢者のお仲間入りをしました
人生の一区切りをつけたいと思います
来年から失礼させて頂きたくお許し下さい
このように賀状を頂き、やはりこれからの御歳を召されることを配慮されて、
このような文面になった、と私は深く考えされられた。
このような深情を秘めてきた私は、今回の《 ・・郵便料金値上げ、「年賀状じまい」加速?・・》、
記事を精読してしまった・・。
無断であるが、今回の記事を転載させて頂く。
《・・
1日に発売された年賀はがき。
郵便料金の値上げに伴い、通常の年賀はがきは63円から85円になった
=福岡市中央区天神4の福岡中央郵便局で2024年11月1日10時3434分、平川昌範撮影
日本郵便は1日、2025年用の年賀はがきを全国一斉に発売した。
12月15日から受け付け、25日までの投函(とうかん)を呼びかける。
10月1日の郵便料金値上げで、通常の年賀はがきは63円から85円になった。
印刷業者は「年賀状じまい」の加速に気をもむ一方、
年賀状には「つながりの効用がある」と指摘する識者もいる。
年賀状、どうしますか――。
「値上げもあり、迷いましたが・・・」。
来年のえと「巳(み)」にちなんだ蛇の絵柄をあしらった年賀状が
並ぶ福岡中央郵便局(福岡市中央区)で、
南区から訪れたギャラリー経営、川野洋子さん(63歳)はそう明かした。
枚数は減らしながらも、毎年70枚ほどを出しているといい、
「友人などから届くとホッとする。
やめると寂しいのでやっぱり続けたい」。
年賀はがきの当初発行枚数は、
2004年用の約44億6000万枚をピークに減少傾向が続く。
2025年用は、値上げに伴う需要減を見込んで、
前年比約25%減の約10億7000万枚で、過去最大の減少率となる。
日本郵便は25年用に選べるギフトを付けた新商品を導入するなど需要喚起を図るが、
「本年をもって年賀状でのごあいさつを控えます」
などとしたためて年賀状をやめる「年賀状じまい」に踏み切る人も多い。
年賀状印刷を担う業者は、影響を受けそうだ。
福岡市中央区の「西日本ビジネス印刷」は、
全国からの受注で例年15万枚前後の年賀状を印刷するが、
園田慶一会長(77歳)は「今年はどれだけ減るか見当がつかない」。
受注状況を見極めながら、はがきを仕入れるつもりだ。
こうした中、年賀状の効用に着目する研究者もいる。
高齢者の社会関係に詳しい武蔵野大の菅原育子教授(社会心理学)は
「年に1回やりとりする程度でも、弱いつながりがあることは高齢者にとって大切」
と指摘する。
つながりを保ってさえいれば、時間があったり同窓会の予定が入ったりした際にすぐ連絡し、
助け合うこともでき、そうした選択肢を多く持つことは、
深いつながりの知人が少数いるよりも、本人の幸福感に強く作用するという。
「このご時世、関係を閉じることをよしとする流れがあるが、
一気につながりを断つと、つながっていたかった人とも切れてしまう」
と菅原育子教授。
「年に1回、決まった時に決まった言葉で、やりとりできるのは実はコストが安い。
表現に悩まず、自分の近況を一言伝えてみては」と呼びかける。
【山口響、平川昌範】
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
昨今、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。
こうした中で介護の身となって、自身の生活も多くの御方の助力で、
生活をされている御方も数多くいるのが、無念ながら現実となっている。
このような介護・要となってしまった時は、たとえ意欲があっても、
年賀状もままならないと思ったりしている。
今回、年賀状を出すか、出さないか、人それぞれの御意思であるが、
私は心の礼節の感謝の念として、いつの日にか介護・要となるまでは、
つたないなりに年賀状を書くだろう・・と思ったりしている。