夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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歩かない人は、脳も免疫力も衰える、80歳の私は、多々学び・・。

2025-02-22 16:13:40 | 傘寿からの思い

『  歩かない人は脳も免疫力も衰える・・・
    いつまでも健康にいるために「薬を飲む」よりも大事なこと 
 
』、
と題された見出しを見たりした。


こうした中、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、

私は

 

「現在の医療は、薬の処方が中心ですが、
本来の医療の基本は、歩行習慣を身につけることと、きちんと栄養をとること。
生活習慣病もがんも認知症も、根っこは同じなのです・・・」

著書『歩く人はボケない』を上梓した医学博士の長尾和宏氏が、
いつまでも健康でいるために、もっとも大事なことを教える。


☆「歩かない人」は脳も免疫力も衰える?

コロナ禍の自粛を経て、歩かない人が増えました。

普段あまり歩かなくなった人は、筋力が低下するだけでなく、
認知機能も低下しやすくなります。

軽度の有酸素運動の一つであるこまめな歩行は地味ですが、
脳の認知機能をはじめとして、さまざまな機能を維持するために必須です。


筋肉に命令を出すのは、脳です。
また、歩行時の状況判断には、さまざまな認知機能が必要です。

家から外に出て歩くときには、すれ違う他の歩行者をよけ、自転車をよけ、
自動車に気をつけながら、歩かなければなりません。
信号や路面状況を見て、さまざまな判断をしています。

脳の中では、常に多くの情報処理が行なわれているのです。
外を歩くだけでも、実に多くの脳の機能を使っています。

筋肉を使わないと、筋肉が衰えていくのと同じで、
脳を使わなければ、認知機能は衰えていきます。

家の中にいて、テレビを観ているだけでは、脳をあまり使いません。
家の中に閉じこもっていて出歩かない人は、認知機能の低下が進んで、
MCI(認知症予備群)や認知症に、つながってしまう可能性があります。

歩く習慣のない人は、筋力や認知機能が低下するだけでなく、免疫力(抵抗力)も低下します。
歩かないと、外部から入ってきた細菌や、ウイルスに対する免疫力も低下してしまうのです。

誰もがもともと体に備わっている基本的な自然免疫が低下して、
感染症だけでなく、がんや認知症など、あらゆる領域の病気になる可能性が高まります。

歩行習慣は、健康状態に大きく影響しますので、
歩行状況について確認することは、健康状態を判断するのにとても役立ちます。

ですから、私は、初診の患者さんには、
まず日常生活でどのくらい歩いているかを根掘り葉掘り聞いていました。

一通り話を聞いたら、診察室を歩いてもらいます。
診察室は、通常、3メートル×5メートルくらいの広さです。

「ファッションモデルのように、モデルさん歩きしてください」

「背筋を伸ばしてかっこよく歩いてみてください」

「あなたの一番かっこいいと思う歩き方をしてください」

などとお願いすると、患者さんは照れながらも歩いてくれます。

ところが、自分では一番かっこいい歩き方をしているつもりでも、
客観的には、不安定でヨボヨボという人がたくさんいます。
私が大切にしている「歩行診断」の一つです。

街中のショーウィンドウに映る姿を見て、
「向こうにヨボヨボの人が歩いているな」と思って、よく見てみると自分自身だったりします(笑)。
それと同じような感じです。

実は自分の歩く姿をよく知らない人が大半で、
自分がフレイル(筋肉量が減少して、筋力が低下し、体全体が不安定になっている状態)になっていても
その自覚がない人が大半です。

さらにフレイルという言葉そのものを知らない人もたくさんいます。

 

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