私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
昼下りのひととき、久々に音楽を聴きたいと思いながら、
居間にある音楽棚のCD、DVDの600枚の中から、少し選定に迷ったが、
CD『井上陽水 ゴールデン・ベスト・スーパー』(2枚組)をCDラジカセにセットした。
やがて♪都会では自殺する若者が増えている・・『傘がない』の曲を聴き終わった後、
ぼんやりと初めて聴いた頃に思いを馳せたりした・・。
私は昭和47年(1972年)の頃、実家から離れ母の宅に住んで、
日曜日の午前中のひととき、
近くの喫茶店のカウンター席で煙草を喫いながら、コーヒーを飲んだりしていた・・。
この喫茶店のマダムは、音楽好きで、クラシックから邦楽まで、
レコードを店内で流していた・・。
こうした中、店内から、
♪都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
・・
【『傘がない』 作詞、作曲・井上陽水 編曲・星 勝 】
流れはじめ、私は思わず聴き、心の動揺し、座っている椅子から転げ落ちそうになった・・。
若い人が政治、社会に無関心が増えていた社会風潮であったので、
余りにも的確に表現された詞に驚いたのである。
この曲を聴き終えた私は、
喫茶店のマダムに、このレコードを問いかけて、
初めて井上陽水の『傘がない』という曲を知ったのである。
私はこのシンガーソング・ライターに魅了され、レコードのアルバム(LP)を買い求めて、
その後は、『心もよう』、『いっそセレナーデ』、『最後のニュース』、『少年時代』、『結詞』等は、
少なくとも百回以上を聴いている。
そして、多彩なこの人は、
他の歌い手に『飾りじゃないのよ 涙は』、『ワインレッドの心』等の名曲を提供している。
時は流れ、レコード、カセット、そしてCDを買い求めてきたが、
私は定年退職の少し前に、改めてベスト・アルバムのCD『井上陽水 ゴールデン・ベスト・スーパー』を購入したのである。
年金生活の今、時折このアルバム全45曲収録された名曲の数々を聴いたりしているが、
その時代の社会風潮を切り取ったり、
叙情、世情のジャンルを多彩に発表された稀(ま)れな創作者である。
そして、これだけ多岐にわたり長年に作詞・作曲を出来る人は、
私の拙(つたな)い音楽愛好歴からして、このお方・井上陽水と中島みゆきの両氏以外、私は知らない。
余談であるが、この人を詳しく知りたければ、
発表された時代を思い浮かべ、作詞の内容を理解した上で、
海老沢泰久・著の『満月 空に満月』(文春文庫)をお読みになれば、と思っている。
この本は、ニューミュージック界で揺るぎない地位を獲得されるまでの苦節の心情が、
的確に描かれていて、音楽を目指す人の必読書のひとつ、と私は確信している。
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昼下りのひととき、久々に音楽を聴きたいと思いながら、
居間にある音楽棚のCD、DVDの600枚の中から、少し選定に迷ったが、
CD『井上陽水 ゴールデン・ベスト・スーパー』(2枚組)をCDラジカセにセットした。
やがて♪都会では自殺する若者が増えている・・『傘がない』の曲を聴き終わった後、
ぼんやりと初めて聴いた頃に思いを馳せたりした・・。
私は昭和47年(1972年)の頃、実家から離れ母の宅に住んで、
日曜日の午前中のひととき、
近くの喫茶店のカウンター席で煙草を喫いながら、コーヒーを飲んだりしていた・・。
この喫茶店のマダムは、音楽好きで、クラシックから邦楽まで、
レコードを店内で流していた・・。
こうした中、店内から、
♪都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
・・
【『傘がない』 作詞、作曲・井上陽水 編曲・星 勝 】
流れはじめ、私は思わず聴き、心の動揺し、座っている椅子から転げ落ちそうになった・・。
若い人が政治、社会に無関心が増えていた社会風潮であったので、
余りにも的確に表現された詞に驚いたのである。
この曲を聴き終えた私は、
喫茶店のマダムに、このレコードを問いかけて、
初めて井上陽水の『傘がない』という曲を知ったのである。
私はこのシンガーソング・ライターに魅了され、レコードのアルバム(LP)を買い求めて、
その後は、『心もよう』、『いっそセレナーデ』、『最後のニュース』、『少年時代』、『結詞』等は、
少なくとも百回以上を聴いている。
そして、多彩なこの人は、
他の歌い手に『飾りじゃないのよ 涙は』、『ワインレッドの心』等の名曲を提供している。
時は流れ、レコード、カセット、そしてCDを買い求めてきたが、
私は定年退職の少し前に、改めてベスト・アルバムのCD『井上陽水 ゴールデン・ベスト・スーパー』を購入したのである。
年金生活の今、時折このアルバム全45曲収録された名曲の数々を聴いたりしているが、
その時代の社会風潮を切り取ったり、
叙情、世情のジャンルを多彩に発表された稀(ま)れな創作者である。
そして、これだけ多岐にわたり長年に作詞・作曲を出来る人は、
私の拙(つたな)い音楽愛好歴からして、このお方・井上陽水と中島みゆきの両氏以外、私は知らない。
余談であるが、この人を詳しく知りたければ、
発表された時代を思い浮かべ、作詞の内容を理解した上で、
海老沢泰久・著の『満月 空に満月』(文春文庫)をお読みになれば、と思っている。
この本は、ニューミュージック界で揺るぎない地位を獲得されるまでの苦節の心情が、
的確に描かれていて、音楽を目指す人の必読書のひとつ、と私は確信している。
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