私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。
こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。
そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。
今回、《・・健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に・・・》と読み、
どうして88歳の健康な男性が、どうして「ほぼ寝たきり・要介護」に、
動顛したりして、やがて謙虚に学びたく、記事を精読してしまった。
在宅介護について、3つのケースが記載され、【 現代ビジネス 】に於いて、
9月13日に配信されていた。
この中のひとつとして、『 健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に 』、
無断ながら転載させて頂く。
《・・「在宅介護」と聞くと、どのようなイメージを抱くだろうか。
子育てや仕事などで、日々の暮らしに忙しい世代にとっては、
そもそも「あり得ない選択肢」かもしれない。
都内に住む佐久間翔子さん(仮名・58歳)は、
歩行や排せつが困難になった父親の深澤亮平さん(仮名・88歳)を介護するため、
神奈川県の実家へ通っている。
亮平さんは、退職から20年余り、多くの時間を2階の自室で過ごしていたことから、
徐々に老化現象が進行し、歩行や排泄が困難になった。
「基礎疾患はないのに、家でゴロゴロ過ごしているうちに、足腰が弱くなっていきました。
トイレまで間に合わないことも増え、後片付けに苦労している母を見かねて、
要介護認定の申請を勧めました。
でも父が、怒ってしまって・・・」(佐久間翔子さん)
佐久間さんも、このことがきっかけとなって、
一時疎遠になってしまったという。
「しばらくして、弟から『もう1回実家に行ってみよう』という提案があって、
父と久しぶりに話をしました。
そうしたら、要介護認定の件も、すぐに同意してくれて。
外出時、転んですぐに起き上がれないことがあって、本人もマズいと感じていたようです」(同上)
病気の後遺症などで、介護が必要になるケースと違い、
加齢で老化が徐々に進行して、介護が必要になるという場合だと、
本人が自覚するまでに、時間がかかることもある。
佐久間さんのようにあきらめずに、何度か説得を試みるのがいいだろう。
公的介護サービスを利用して、サポートを受けられるようになれば、
これまで通り暮らしていけるだろう、と思っていた佐久間さん。
しかし、現実は、その反対。
自宅内であれば、自分で移動できていたのに、
急速にADL(Activities of Daily Living、日常生活動作)が難しくなり、
ほぼ寝きりの状態になってしまったという。
「母は持病があり、介護をすべて任せるのは難しいため、
私と弟で介護をすることに決めました」(同上)
佐久間さんは休職中、弟はリモートワークが可能という状況だったこともあり、
交代で実家に泊まり込み介護をすることになった。
同居している母がいるからと、介護を1人に任せきりにするのではなく、
佐久間さんのように、家族全員で協力しながら介護を分担できれば、
介護する側の負担を軽くすることができる。
一日中、誰かが必ず在宅する必要があるため、
1週間のうち、日曜日の夜〜水曜日の夕方は佐久間さん、
水曜日の夕方〜月曜日の午前中は弟が、交代で実家に滞在。
また、24時間緊急時に対応してくれる訪問看護も利用している。
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1カ月にかかる費用は、
訪問看護・介護、介護タクシー、福祉用具レンタルなどの介護保険適用分が4万1000円。
医療費や衛生用品などの保険適用外で約6万3000円。
亮平さんは、年金収入が多く自己負担額が3割のため、在宅にもかかわらず費用が10万円と比較的高額だ。
在宅介護の費用は、施設費用に比べると安くすむとはいえ、
自己負担割合が高いことや、要介護度が進み利用する介護サービスが増えることなどから、
費用が増していくこともあるのだ。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、「健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に・・、
読みながら、多々教示させられたりした。
この男性は《・・亮平さんは、退職から20年余り、多くの時間を2階の自室で過ごしていたことから、
徐々に老化現象が進行し、歩行や排泄が困難になった。
基礎疾患はないのに、家でゴロゴロ過ごしているうちに、足腰が弱くなっていきました。・・ 》
私の知人、友人には、殆ど何かの趣味で、テニス、ゴルフ、ハイキング、フィトネスジムなど、
或いは街歩き、ドライブ、散策などをしているので、
多くの時間を2階の自室で過ごしていた、稀なケース、と私は感じたりした。
そして《・・徐々に老化現象が進行し、歩行や排泄が困難に・・
トイレまで間に合わないことも増え、後片付けに苦労している母を見かねて、
要介護認定の申請を勧めました。
でも父が、怒ってしまって・・・》、
ご高齢の愛妻と共に生活される中、こうした後片付けを愛妻にさせることに、
私より先輩の年代の中には、いると思われるが、
私は違和感を感じ、時代錯誤の御方と感じたりした。
私の心友と称している御方は、高校時代に知り合った人で、定年後に毎年一度だけ逢っている。
毎年12月の時節に、 お互いの住まいの中間点の『吉祥寺』の居酒屋で、
懇親を重ねたりしている。(昨年は新コロナ烈風の為に中止)
こうした会合は、お互いに好きなビールとかワインなどの酒を呑み、
食べたい料理を食べながら、 少なくとも4時間前後は談笑を重ねてきた。
話し合う内容は、昨今の過ごし方・・病気、親の介護、葬儀、お墓などの時もあれば、
相続でこじれている、或いは性の衰えまで、 あらゆる人生の360度のことをお互いに打ち明けて、
苦笑したり、ときには微笑んだりしている。
こうした中で、私は《・・いつの日にか・・トイレまで間に合わないことがあった時は、
こうした後片付けを愛妻にさせるいたたまれず、
いさぎよく介護施設にお世話になる時だ・・》
と私は言ったりしてきた。
今回、在宅介護に関して、私は要支援の範囲であるならば、
懸案できると思われるが、
要介護になってしまったら、身寄りの御方に大変な負担をかけるので、
やむなく介護施設にお世話になる、と思い深めている。
こうしたことは、家内が大病するまで、家内の母宅で、これに近い介護の実態を
私は聞いたりしてきたので、少しだけ学んできた。
まして《・・子育てや仕事などで、日々の暮らしに忙しい世代の息子、娘にとっては、
そもそも「あり得ない選択肢」かもしれない。・・》
こうした深情に、そうですよねえ・・同意を深めたりしている。