夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

止まらぬ物価高、生活者の実感は10%、買い物メール老ボーイの私は学び、やがて・・。

2022-10-28 16:08:16 | 喜寿の頃からの思い
先程、愛読している【日刊ゲンダイDIGITAL】を見ていたら、
『 
止まらぬ物価高・・生活者の実感は10%で、

     実際の上昇率3%  なぜこんなに格差が? 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む78歳の年金生活の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、雑木の多い小庭の中で、
古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

こうした中、我が家の平素の買い物に関して、年金生活を始めた当初より、
私は自主宣言をして、家内から依頼された品を求めて、
殆ど毎日のようにスーパー、専門店に独りで行っている買物メール老ボーイとなっている。




私はある民間会社に35年近く奮戦して2004年〈平成16年〉の秋に定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めたりした・・。


そして定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。

そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
平素の買物専任者を自主宣言したりした。

          

平素は、朝食後に家内は、いつものように新聞に添付されているスーパーのチラシを見た後、
赤のサインペンで丸印を付けたりする・・。

やがて私は手渡されて、赤丸が付いたのが本日の買物の対象品であり、
そして私が店内で魅せられた品を追加するのが、我が家の鉄則となっている。

このような年金生活をしている私は、
スーパー、コンビニ、専門店のドラック・ストアー、そして本屋に立ち寄って買い求めたりしている。


しかしながら特にここ数カ月、私はスーパーのレジで精算する時、
思ったより支払額が高く、テレビのニュースで報じられた値上げラッシュ、
実感させられたりした・・。




このような心情を秘めてきた私は、
今回の《・・止まらぬ物価高・・生活者の実感は10%で、
     実際の上昇率3% ・・》、

学びたく、記事を読んでしまった・・。

この記事は、ジャーナリスト・木野活明さんの寄稿文で、
【日刊ゲンダイDIGITAL】に於いて、10月27日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・
☆コメ価格も値上げに・・

これまで安値が続いていたコメ価格が、値上げに転じた。
3年ぶりのことだという。

10月に入り商品の値上げは、さらに拡大し、
食品、飲料品だけでも6500品目を超え、
外食の値上げも実施されるなど原材料やエネルギー価格、
急速な円安の影響で物価上昇が止まらない。

黒田日銀総裁が予言、
「来年、インフレは止まる」は無責任の極み!
 物価見通しは、8年間ハズレ 




☆日銀3%、生活者意識は10%  

総務省が21日発表した9月の消費者物価指数(生鮮品を除く)は、前年同期比3%上昇した。  

一方、日本銀行が13日に発表した「生活意識に関するアンケート調査」
(生活者の意識や行動を把握する世論調査=9月調査)では、
1年前に比べ、現在の物価上昇率は、10%という結果が出た。

これは実際の物価上昇率3%に対し、
消費者の物価上昇への実感は、はるかに上回っているとする結果だ。

ニッセイ基礎研究所の久我尚子・上席研究員がこう述べる。
 「商品の値上げはもちろんですが、電気代(9月21・5%)、
ガス代(同25・5%)が2割以上値上がりしているのが大きい。

固定費の値上がりが、生活に大きく影響してきていることが、
物価の上昇意識につながっています」  

実際に現在の暮らしぶりについては、「ゆとりがなくなってきた」との回答が、
前回調査(6月)より7・5ポイント増加して半数を超え、
暮らし向きが悪化していることが示されている。

そして、「支出が増えた」とする回答は、
48・5%と前回に比べ5・5ポイント増加、
今回調査で「減った」は16・4%と、
家計の持ち出しが大きく増えたことで、生活を圧迫していることがうかがえる。




☆実質賃金はマイナス、格差拡大が懸念  

物価上昇に伴い、収入の引き上げが欠かせないのだが、
厚労省が発表した8月の物価上昇を加味した実質賃金は、
前年同月比1・7%の減少と、5カ月連続のマイナス。

急騰する物価高に、賃金の伸びが追い付かない状況なのだ。

経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。
 「物価上昇が消費者の行動を制限、ストップさせています。
先行き不安からシングルマザーが、子供に2食食べさせるため、
自分は1食で耐えている人が山のようにいます。

また、1食浮かそうと、炊き出しに上等のスーツを着た男性が、
並んでいる姿も見受けられます。
物価高は、今や、消費者にとって恐怖になってきています」  



新型コロナウイルス対策の行動制限の緩和で、
全国旅行支援が開始され、また入国制限も撤廃されたが、
コロナ前に戻ってきているのは観光、旅行業ぐらい。

先のニッセイ基礎研究所の久我尚子・上席研究員は、こう指摘する。
 「コロナ禍の制限で、しばらく我慢していた反動で、
旅行や外出が伸びるでしょうが、
いったん気がすめば、節約志向の消費行動に戻ります」  

さらに、同研究所の暮らしの変化に関する調査では、
“暮らし向きのゆとりがなくなった消費者がとった行動”について、
こう明らかにしている。

 「『消費者の低価格志向が高まる』(33・1%)より、
はるかに多かったのが『できるだけ不要なものは買わない』で、
66・9%を占めています。

今後の原材料や円安の進行いかんで、
消費者物価の見通しは、さらに上振れする可能性がある。

その結果、一部の余裕のある世帯と、
その他の大半の世帯間で格差が拡大することが懸念されます」  

黒田東彦日銀総裁は、来年4月で退任予定となる。
物価高、円安、金利といった日本経済の難局に臨む後任の新総裁に、
期待したいのだが。 (ジャーナリスト・木野活明)・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、ジャーナリストの木野活明さんの寄稿文に導かれて、

生活者の実感は10%で、実際の上昇率3% の格差・・、
多岐に及び、学んだりした・・。

こうした中で、《・・物価上昇に伴い、収入の引き上げが欠かせないのだが、
厚労省が発表した8月の物価上昇を加味した実質賃金は、
前年同月比1・7%の減少と、5カ月連続のマイナス。
急騰する物価高に、賃金の伸びが追い付かない状況なのだ。・・》、

 こうしたことを学び、無力な私は溜息ばかり重ねた。

そして《・・先行き不安からシングルマザーが、子供に2食食べさせるため、
自分は1食で耐えている人が山のようにいます。・・》、

こうしたことを知り、私は涙を浮かべたりした。



ここ10年、世界の主要国の中で、日本は劣化していると知り、
少子高齢化の中、団塊の世代が75歳となる2025年の難題、
そして今回の物価高、円安、金利といった日本経済の難局、
緊急に対処するのが、政府の責務である。

ここ数カ月、私は憂いて来た・・。
『統一教会』について国会の審議は空転し、
私は衆議院の分科会を設置して、『政治と宗教』のテーマで、
徹底的に審議すればよい。

何より今回の日本全般の緊急の難題、これからの日本・・、
与野党の国会議員は真摯に審議して欲しい、と私は念願してきた。

こうしたことができなければ、国会議員を辞任して欲しい、
と私は思い深めている。

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