先程、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中、
『 嵐、桑田佳祐でも・・なぜ、東京五輪主題歌は苦戦しているのか 』、
と見出し記事を見たりした・・。
私は音楽業界のあるレコード会社を35年近くと勤めて、
2004年(平成16年)の秋に定年退職後、
多々の理由で年金生活をして、早や16年半が過ぎている76歳の身である。
こうした中で、現役時代は音楽の制作に直接かかわらない管理畑、営業畑であったが、
私なりに奮戦し、こうした影響の為が、未だに年金生活の無力な身ながら、
最近のヒット曲・・関心があるので、記事を読んでしまった・・。
この記事は、ときおり愛読している公式サイトの【 オトナンサー 】に於いて、
コラムニストで、テレビ解説者の木村隆志さんが寄稿された記事で、
8月7日に配信されていた。
無断であるが記事を転載させて頂く。
《・・史上最多のメダルラッシュに日本中が沸いた東京五輪が、
8月8日の閉会式で幕を閉じます。
コロナ禍で直前まで開催を危ぶまれていたものの、
始まってみれば、アスリートたちの奮闘もあって、
連日の競技中継が、世間の話題を独占。
コロナ禍の重苦しいムードを感じていた人々にとって、久々に明るい話題となりました。
ただ、各局の競技中継が盛り上がる一方、
一部でささやかれていたのが、「主題歌が盛り上がらない」という声。
それどころか、「今回は主題歌、何だっけ?」と中継を見ているにもかかわらず、
印象にすら残っていないことを指摘する人すらいます。
東京五輪では、NHKが嵐の「カイト」、
民放は民放共同企画“一緒にやろう”応援ソングとして、
桑田佳祐さんの「SMILE~晴れ渡る空のように~」を主題歌に採用。
文句なしの国民的アーティストであり、活動休止中の嵐は、歌声が聞ける希少さがあり、
桑田さんの曲も、民放が「今回は地元開催だから」と団結して実現したものだけに
「なぜ浸透しないのだろう」という声が上がるのも無理はないでしょう。
☆サビの歌詞が人々に響いていない?
特に放送時間の長いNHKの五輪主題歌は、
アテネのゆず「栄光の架橋」、
北京のMr.Children「GIFT」、
ロンドンのいきものがかり「風が吹いている」、
リオデジャネイロの安室奈美恵さん「Hero」と、人々に浸透し続けてきました。
業界内には「夏期五輪のNHK主題歌は、絶対にはやる」という定説があるほどでしたが、
今回は、そのムードが見られないというのです。
これにはいくつかの理由が推察されますが、
実は主題歌が発表されたばかりの頃から、
「過去の曲より、歌詞が響きづらいかもしれない」
という不安の声が上がっていました。
前述した主題歌に共通していたのは、強烈なサビのフレーズ。
これが競技中継やハイライト番組などで、繰り返し流れることで、
ジワジワと視聴者に浸透していったのです。
その点、「カイト」のサビは
「風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて 君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラルラリラ」ですが
「スポーツやアスリートのイメージから遠いのではないか」、
「競技中継やハイライト番組より、選手を送り出す事前番組向きでは」
などの声を業界内やネット上で見聞きしました。
一方、「SMILE~晴れ渡る空のように~」のサビは
「栄光に満ちた孤独なHERO 夢追う人達の歌 情熱を消さないで 歩みを止めないで」ですが
「HEROというメインフレーズは、リオで安室さんが使ったばかりなのに大丈夫か?」
という声を何度も聞きました。
確かに安室さんの「Hero」のサビは、「君だけのためのhero」であり、
「I’ll be your hero」というフレーズも繰り替えされていたのです。
もちろん、楽曲としては、どちらも優れているのでしょうが
「夏期五輪の主題歌として、日本中の人々に浸透させる」ことは、
それだけハードルが高いということでしょう。
また、いまだに五輪関連の番組では、
「栄光の架橋」や「Hero」が流れるように、
過去作のインパクトが強すぎることも、難しさの原因となっているのかもしれません。
☆民放5局の足並みはそろわなかった
もう一つ、見逃せないのは「民放共同企画“一緒にやろう”応援ソング」と掲げながらも、
民放5局すべてが、桑田さんの「SMILE~晴れ渡る空のように~」をフル活用しているわけではないこと。
日本テレビ、TBS、テレビ東京は、繰り返し使用していますが、
フジテレビは“FUJI Network.Song for Athletes”と題して、
関ジャニ∞の「凜」、
テレビ朝日は、TEAM SHUZOの「CANDO」を優先させているのです。
これはそれぞれ、村上信五さんと松岡修造さんがキャスターを務めていることによるものですが、
民放5局の足並みがそろっているとは言えないでしょう。
ただ実際のところ、五輪の主題歌が浸透するかどうかは、
終了後の扱い方次第ではないでしょうか。
閉会式後は、さまざまな番組にアスリートたちが招かれ、
それは年内いっぱい続くとも言われています。
感動のシーンを振り返るとき、主題歌は必ず流されるだけに「カイト」も
「SMILE~晴れ渡る空のように~」もまだまだ、
人々の間に浸透する可能性は残されているでしょう。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
多々教示されたりした。
確かに2004年のアテネ・オリンピックの時は、ゆずさんの『栄光の架橋』の歌は、
日本代表のそれぞれの選手の大活躍などに伴い、相乗効果でヒット曲となったりした。
私は定年退職時の直前時期であったが、カラオケも苦手な私であったが、
ときおり小声で、『栄光の架橋』の歌をかぼそい声で唄ったりしていた。
2012年のロンドン・オリンピックの時は、いきものがかりさんの『風が吹いている』の歌であり、
この当時の私は、幾たびも聴きながら、好感したりしていた。
この時の心情は、この私のサイトに於いて、2016年11月14日に、
NHKの朝ドラ主題歌、老ボーイの私でも、年金生活の中、何かと励まされることが多く・・。
と投稿している。
この中で、いきものがかりさんに関して、再掲載する。
2014年11月初旬、私は確か一週間の前の夕暮れ時、ラジオを聴いていたら、
偶然に私の好きな『YELL(エール)』の曲が流れ始め、吉岡聖恵(よしおか・ きよえ)ちゃんの唄声が聴こえた・・。
この『YELL(エール)』など数多くの名曲を創られたのは、『いきものがかり』というバンドであり、
水野良樹(みずの・よしき)さんと山下穂尊(やました・ほたか)さん、そして同級生の妹・吉岡聖恵ちゃんによる
三人構成のスリーピース・バンドである。
私が遅ればせながら、偶然にボーカリストの吉岡聖恵ちゃんの唄声に初めて魅せられたのは、
2004年(平成16年)秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めて、
やがて2008年〈平成20年〉の初秋、私たち夫婦は家内の母を誘い3人で
富山市の郊外にある呉羽山に5泊6日の温泉滞在旅行に、観光バスで行く途中であった・・。
日本海の近くにある高速道路のあるサービス・エリアに休息となり、バスから下り立った時、
お土産売り場の外れのスピーカーから、
何かと好きな徳永英明(とくなが・ひであき)さんの歌に続いて、未知の歌声が流れてきたのである。
♪帰りたくなったよ 君が待つ街へ・・
ぼんやりと聴いていたが、のびのびとした爽(さわ)やかな唄声に、瞬時に魅了されたのである・・。
偶然にこの曲を知り、たまたまその唄声に魅了され、
やがて後日、水野良樹さんと山下穂尊さん、そして同級生の妹・吉岡聖恵ちゃんによるスリーピース・バンドで、
『いきものがかり』というバンド名で、『帰りたくなったよ』という曲名を知ったりした。
その後の私は『花は桜 君は美し』、『SAKURA』、『うるわしきひと』等も知り、
ときおり聴いたりしていた。
そして、彼らが無名時代に夢に向かって路上ライブを長年した後、
メジャー・デビューして3年過ぎ、各地のライブ・コンサートは賞賛を受けている、
と後日にNHKのBS2で『いきものがかり ライブ』を視聴して、改めて知ったりした。
私は偶然に、遅ればせながら彼等の音楽を知り得たのであるが、
何かとすれ違うことの多い人生の中で、
この当時の私は63歳の身であったが、夢中にさせてくれたことに感謝をしたりした。
私は彼らが夢に向かって、無名な時に路上ライブを長年し、
何より詞と曲の良さ、そして聖恵ちゃんの特有な伸びのある唄声で、多くのファンを獲得された、と思ったりした。
確か2009年(平成21年)9月下旬に私が高齢者入門の65歳になった時、
ラジオから『YELL(エール)』の曲が流れ始め、私は聴いたりしていると、
私の高齢者入門の門出を励ますように感じたりした・・。
しかしながら後日に、第76回NHK全国学校音楽コンクール・中学校の部の課題曲『YELL(エール)』と知り、
そして水野良樹さんが作詞と作曲を担当されたと学んだりした。
何かと多感で不安を秘めた中学生や高校生に、人生の途上を励ます歌だろうと解釈したが、
高齢者の私だって、大いに励まされるょ、と独り微笑んだりした。
過ぎし2012年7月の初め頃、私は居間で新聞、本を読んだりしている時、
家内はテレビを視聴したりしていると、
テレビから吉岡聖恵(よしおか・ きよえ)ちゃんの唄声が聴こえる時が多くなったりした。
その後に気付いたのであるが、第30回夏季オリンピックがイギリスのロンドンで7月27日から開催され、
NHK放送テーマソングとして、いきものがかりの『風が吹いている』が選定されて、
このグループの女性ボーカルの吉岡聖恵ちゃんが唄っていた、と解ったりした。
そして今日まで、我が家は何かとのNHKテレビ放送を視聴することが多く、
オリンピック開催中に伴い、少なくとも一日に数回は、
吉岡聖恵ちゃんの『風が吹いている』の唄声を聴いたりし、
齢ばかり重ねた高齢者の私でも、励まされるような心情となったりしてきた。
或いは2010〈平成22〉年の5月頃、いつものように私は朝の7時より、
NHKの総合ニュース『おはよう日本』を殆ど視聴していた。
そして家内は、洗濯、掃除に追われているが、
私は家内の茶坊主でコーヒーを淹れたりするくらいで、ぼんやりとニュースだけは見ることが多かった。
そして8時半過ぎまでは、テレビを点(つ)けて、ときおり家内が見るのが、
我が家の習性のようになっていた。
こうした時に、いつものように見ていたのであるが、
『特集 いきものがかり』と表示されながら、彼ら三人がインタビューを受けたり、
ライブのシーンがあったりして、体力の衰えた私でも、思わず微笑を浮かべたりした・・。
この少し前の4月の初めの頃だったか、私は居間でパソコンを8時過ぎに開いていたら、
♪ありがとうって伝えたくて・・とテレビから流れて、
私は『聖恵(きよえ)ちゃんの唄声だ・・』と思わずテレビの番組を見たりした。
そしてNHKの連続テレビ小説の『ゲゲゲの女房』の主題歌で、
いきものがかりの『ありがとう』の歌だ、と少し判りかけたのである。
そして彼らの吉岡聖恵ちゃんの唄声に魅せられている私は、
肝要のテレビ小説の『ゲゲゲの女房』内容よりも、殆ど吉岡聖恵ちゃんの唄声を聴き、励まされた・・。
余談であるが、私は現役サラリーマンの時代は、あるレコード会社に長らく勤めた身であるが、
彼ら『いきものがかり』の専属契約先のレコード会社とは関係がないが、
良き音楽作品とアーティストに私が魅了された場合は、齢を重ねても絶賛する性格なので、綴った次第である。
このように「いきものがかり」に関して綴っていた・・。
今回の東京五輪に関しては、ときおり私はテレビで視聴しているが、
オリンピックの主題歌は・・と思いながら、強い印象は残らなかった・・。
ただ何度か、桑田佳祐さんの『SMILE~晴れ渡る空のように~』の唄声を、
テレビで偶然に聴いたりした・・。
やはり今回の東京五輪は、新コロナウィルスの烈風下、
開催に日本国民でさえ、賛否両論でしてきた・・。
このような根底があるので、国民の多くが熱気につつまれて、
♪栄光に満ちた孤独なHERO 夢追う人達の歌
口づさんで、愛唱されづらいだろう・・と私は感じ深めたりしている。