イオン九州が販売する「超特大」のウナギの蒲焼き=福岡市東区で2024年7月23日午前10時13分、久野洋撮影
「土用の丑(うし)の日」に合わせた商戦が、熱をおびている。
スーパーの売り場で目立つのは特大の蒲焼きで、一般的なサイズの2倍近いものも。
ウナギの価格が高騰する中で、生産者、消費者双方の事情で「特大」人気が起きている。
【写真で見る】2倍近く大きい? 人気の特大のウナギ
23日、福岡市東区のイオン香椎浜店で、買い物客が次々に蒲焼きを手に取っていた。
国産の超特大(250グラム、税別2880円)、
特大(200グラム以上、同2680円)が人気という。
運営するイオン九州では、蒲焼きを例年、鹿児島や宮崎、中国などから仕入れている。
200グラム以上の割合は、ここ数年増加が続き、今年は約3割になった。
ウナギは活魚で200グラム、蒲焼きにすると140~160グラム程度が一般的だった。
うな重の箱にきれいに収まる大きさで、一人前の量にちょうどいい。
養殖業者はこのサイズを中心に出荷してきた。
ただ近年は、稚魚のシラスウナギの不漁で、価格が高騰。
限られた稚魚で、有効に生産量を増やそうと、飼育期間を延ばして、
ウナギを1・5倍ほどのサイズに成長させて、出荷する動きが起きている。
消費者側も大型の蒲焼きを好み、「特大サイズから早く売れる」(イオン九州担当者)という。
理由はやはり価格の高騰だ。
140~160グラムの蒲焼きでも、国産なら2000円を超える。
このため、家族の人数分買うのではなく、
大きな蒲焼きを分ける食べ方が浸透してきたという。
大きくなるほどグラム当たりの価格は下がり、経済的でもある。
イオン九州は「包丁を使わない家庭や、魚を切り分けるのに抵抗がある人も増えている。
気軽にウナギを食べてほしい」
とあらかじめ小さく切り分けるなど工夫し、
7月の商戦を通して、前年並みの売り上げを目指すという。【久野洋】・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
今回の《・・「特大」ウナギ人気 背景に生産者、消費者双方の事情
79歳の私は学び、多々教示させられたりした・・。
たまたま私は、ここ5年ぐらい、ウナギから遠ざかってきたが、
以前に盛んに愛食してきたので、複雑な心情で微苦笑したりしている。