お一人ランチは、三田の老舗中華料理店「華都飯店」(シャートーハンテン)
オーナーは清朝貴族の末裔、馬(マー)家の家庭料理がいただけるということです。
お店は、慶応義塾側を背に桜田通りを東京タワー方面に進行、三田一丁目の信号を
左折して緩やかな坂道を上ると、通りに鮮やかな看板が出ています。
古めかしいマンションの地下1階へ降りる階段の前にはランチメニューが
出されていました。
エントランス部分はいきなりゴージャス。しかし、レジには誰もいない。
すみませ~~んっ。と声をあげると奥から、年代ものの紳士(店長?)が現れ
次いで、あわててホールのスタッフの方が登場。
窓際の席へと案内していただきました。
黒と紺色を基調としたシックな店内。天井照明もどことなく懐かしい古さをかもし出し、
優美な重厚感が漂っています。
席の間隔もゆとりがあり、ガラス窓の向こうは植え込みの緑が望めるように
なっているので、思ったほどの圧迫感はありません。
ランチセットや単品セットメニューもあるのですが、麺類などもできるようです。
タンタン麺@1050
肉は、そぼろではなく、煮込んだようにやわらかく八角の効いた厚切りの
チャーシューが1枚入っています。
他には、刻みネギ、チンゲン菜、ザーサイ。
各マスコミにもとりあげられたというタンタン麺の印象としては、見た目は
洗練されているといった感じではなく家庭的。
太めの中華麺。スープは胡麻がきいて濃厚な深みがあり
はじめはそうでもなかったのですが、次第に辛味がきいてきます。
ザーサイの塩気も適度に抜けているので美味しいですが、個人的には
別皿で持ってきてほしかったな。
単品セットメニューには、白飯・スープがついてくるのですが。
焼売(5個)@945
この日は、お腹が減っていたので、しゅうまいも頼んでしまってます。
品良く、ほんわりと甘みのあるしゅうまいは肉汁を含みボリューム感もたっぷり。
これは、美味しい。 個人的にタンタン麺よりこちらの感動が大きい。
私よりあとからいらっしゃったお近くにお勤めの常連さんと思われるお客様は、
ランチメニューで注文されていたようです。
タンタン麺、悪くはないのですが、好みとしてはチャーシーよりそぼろなので
次回ランチ訪問の際は、別メニューでお願いしましょう。
桜田通りには「中国飯店」もありますが、個人的には華都飯店の味の方が
馴染めそうです。 ランチ使用でしたらCPも悪くありません。
お店は、丸テーブルが並び、クラシックの流れる高級中華料理店といった構え。
きめ細やかな接客に趣のあるインテリア。
夜は、接待やあらたまった会食向きのお店かもしれませんね。
華都飯店(シャトーハンテン)
〒108-0073 東京都港区三田2-7-1 シャトー三田 B1F
TEL 03-3453-0893
営業時間/ 11:30~14:30(L.O14:00) 17:00~21:30(L.O20:30)
定休日 土曜日