お一人ランチは、白金台の広東料理 「白金亭」
場所は、外苑西通り(通称プラチナ通り)沿い。ガラス張りの外観なので目立ちます。
1F 茶寮、2F メインダイニング 、3F プライベートダイニングと分けられています。
同店のHPによると、香港料理界随一の名シェフ 周中氏のヘルシーな新中国料理を
堪能できるチャイニーズレストランであり、中華と西洋の融合するヌーベルシノワを
テーマになさっているとのこと。
しかし、当日は冷たい雨が降っており、ビニール傘に安トレンチコートという
同店には、およそ相応しくない格好で訪問してしまいました。
入り口の前に立つと、スタッフの女性がにこやかに扉を開け、傘を預かってくださり、
1Fでかまいませんか?と、席に案内してくれました。
1Fはカフェ風、カジュアルな内装で、気負わず食事がいただけるスペースのようだ。
着席し、メニューを拝見したのですが、この雨で身体が冷え切っている。
寒い寒い。私は麺がいただきたい。
「麺はありませんか?」とお聞きすると、麺をいただくには2Fになるとのこと。
「2Fにご案内いたしましょう」
スタッフの女性がエレベーターのボタンを押してくれて、2Fメインダイニングに到着。
男性スタッフがエレベーターの前で出迎えてくれ、席まで誘導。
白い壁に、高い天井にはシャンデリア。品位を感じさせる内装に目を見張る。
あった、あった。おそばが食べれるぞ。
手渡されたメニューを見て、一応1000円台で注文できることに安心。
しかし、この2Fの雰囲気からして、どう見ても私はアウェーだ。
だから、最初1Fで、と言われたのだろうか。
おまけに湿気で髪の毛も爆発しているではないか。幸いお客様はまだ1組だけ。
さっさとオーダーして退散したほうが身のためだ。
テーブル・セッティングは、料理皿、ナプキン、ナイフレスト、スプーン、箸、レンゲ。
おしぼりは白無地のタオル。 お茶は着席してから運んできてくれ、
麺のオーダーを通すと、使い捨てのペーパーエプロンも用意されました。
白金亭特製タンタン麺@1470
本日のアミューズとして、鴨肉、パパイア、つぼみ菜。
別小皿にはザーサイ。 同時に爪楊枝も持ってきてくれました。
どうにも、特製や限定という文字に弱い自分。
この白金亭特製タンタン麺の具材は、青菜、肉そぼろ、刻みネギ、ナッツ。
舌触り滑らかなストレート麺。 マイルドで上品、全くと言って辛くない。
強い個性はかんじられないものの、私が普段いただいている担々麺とは、
別次元の穏やかで優美な味わい。 これがヌーベルシノワ(新中華)の力なのだろうか。
ゆったりとした空間には、特別な時間が流れているかのようだ。
しばらくすると、2Fメインダイニングは満席になった。 平日ランチ、客層を見ていると
身なりのよい白金マダムの集まりやリッチな社用族がほとんどだ。
マダムたちの席にはグラスワインが並んだ。 こりゃ、たまらん。
さっさといただいて退席しようとすると、同店ではテーブル会計とのこと。
慌てて小さく恥をかいた。
支払いを終え1Fに降りると、先ほど2Fへ通してくれた親切なスタッフの女性が
私の傘を出して待っていてくれました。
「麺、食べれましたか?今お客様が入られて、2階はいっぱいになってしまったので、
その前にご案内できてよかったです。」
見た目で対応を変えることなく、最後まできめ細やかな接客に感激。
ドレスアップして、いつか夜に再訪したいと思わせてくれるお店でした。
お会計は、10%のサービス料(147円)がついて1617円。
ランチ満足度数は、★★★★ 積極的に好きです。
白金亭 (シロカネテイ)
東京都港区白金台4-19-13 白金TFビル
TEL 03-3280-1237
営業時間/ 11:30~14:00(L.O) 18:00~21:00(L.O)
定休日 火曜日(祝日の場合は営業)