香港海鮮屋台料理「艇家大牌トン」(テイカダイパイトン) 定期訪問→前回。
注文は艇家(テイカ)コース@8,000(2名様より)
はじめていただくお料理は、料理名の隣に記しておきます。
水槽の活き巻きエビの香り蒸し(2名分) <定番>
コース料理のスターターは定番の活き巻きエビの香り蒸し。
フレッシュな“万能タレ”とともに。
(ノブロー) いつ来ても艇家さんちの活き巻きエビは見事だで。
エビの1尾で秒殺だで、最強伝説はここにもあるな♪
ハマグリの生姜蒸し
ぷっくりとしたハマグリは食べやすいように包丁を入れ、下には春雨、
仕上げには刻みネギを散らして。
素材の質はもちろん、醤油とナンプラーの按配は妙妙たるもの。
(ノブロー) シェフは海鮮の神だな。何気ないものがきちんとうめえ。感激だよ。
卓上にセットされたのは、スプーンとカニフォーク。
本バイ貝(黒バイ貝)のカラシ煮 <初>
高級食材として知られる黒バイ。
ともに皿を彩るのは、赤ピーマン、キノコ、ネギ、香菜など。
この貝自体は以前もいただいていますが、シェフのセンスで
今回もエスニック風にアレンジ。
黒バイはカニフォークで簡単に外せ、口に含むとシコシコとした食感。
キモも苦味に角がなく円やかだ。
私の所感によるものですが、酸味を控えたトムヤンクンのような甘辛さがある。
ものすごくツボった。 四川とはまた別のタイ風の辛さと追行する旨味。
シェフが厨房で味見をなさったとき、辛味を心配されたそうですが、
これぐらい思い切りが良い方がいい。
この突き抜けた味がなかなか出せないのだと思う。
後からお聞きしたところ、初の試みだとか。
シェフ、また新境地を開かれたわ! 凄い。
どのお料理も素晴らしかったのですが、これ感動もの。
つゆも完飲。私のテイストにはまった。 好好味
(ノブロー) クロバイはエスカルゴみてえに見えるで。 あ、ツノがあるで??
(みに) それ、違うだろ。。
シェフ曰く、バイ貝は香港の屋台でも食べられるのだそう。
ここで、タオル地おしぼりは2回目の差し替えあり。 奥様、ありがとうございます。
真鯛の白子、ハムユイ煮込み <初>
きゃーー
好きなものだらけじゃない!!
卓上にサーブされたとき、連れ(寝太郎さん)とともに
テンション上がりまくりで拍手喝采
嬉しくて椅子から少し飛び上がったんじゃないかしら(笑)
添えられたスプーンで、大事に宝物を運ぶように口にしてみた。
――うーん、旨い!旨い!!
白子のコクにハムユイ独特の旨みが広がる。これは実力派のダブル主役だ。
それをきちんと五十嵐シェフの味にまとめている。
さらにテンションが上がり、天にも昇る心持ち。
私にとって、当店は“日本最強の店”だ。
(タクロー) これ肴にすると、お酒が最高に進むで。
管理人たち、飲みすぎねえようにな。
(みに) 飲ませてよ~~。
グリーンカールと鯪魚の炒め <初>
鯪魚はコイ科の淡水魚。豆豉(トウチ)で味付けしていると思いますが
ひょっとしたら、これも手作りなのかしら? と思うほど、塩気にくどさがなく
ナチュラル感のある味の仕上がり。紹興酒も効いています。
鯪魚と豆豉(トウチ)による深化。 現地っぽさもあり、これも新しい味だ。
赤ハタの姿蒸し(2名分) <定番>
やったーー!!今日は赤ハタだぞぉ
「久しぶりになりますね」 とシェフがにっこり。
そう、7月以来だ。
・・・ ・・・えっ?!
確信した。やっぱりシェフは私たちが食べたメニューを把握している?
でなければ、こんなに見事にコースの流れに変化をつけれるわけがない。
山盛りの白髪ネギと香菜をのせた、このビジュアルにも胸が高鳴るのだけれど、
そこに終わらない。 神は絶妙な火加減で清蒸を、最高の状態に仕上げてくれる。
骨まわりはしっとりとレアで、身はふっくらシコシコと健やか。
ジューシーで皮のとろんとしたゼラチン質もこの上なくうんまい!
「今日はタレの味が少し濃くはなかったですか?」 と心配されていたけれど
私も寝太郎さんも問題なし。 このタレの按配も素晴らしく自分好み。
本日の清蒸も盤石の味わい!!
ワンタン皮の蟹肉あんかけ <初>
サーブ時、正体がわからず戸惑った。
脇には芥蘭。餡かけは卵白を使ってふんわりとした粧い。
スプーンを入れてみると、
あっ、茶色い色の麺がでてきたよ!
「B級ですが―」 とシェフ。
その話によると、これはワンタン皮を揚げたものになるそう。
わーー!やっぱり〆も変えてくれているんだ。
この時、麺について詳しく教えてもらったのですが、控え間違いをしたのか
調べることができませんでした(涙)
口にしてみると、デリケートな舌触りの餡かけにはきっちり生姜と胡椒を効かせ、
大衆的な味わいの麺にマッチングをさせている。
このコンビ力、凄い。味覚のイマジネーション広がるよ。
ボリューム感もありましたが、パクパク完食。 好味。
(ノブロー) シェフはオラたちのスーパーヒーロー。英雄だで
お酒は、ワイン マズリエ・シャルドネのボトル(@2.700)×2、生ビール(中)@600
(小)@380ほかで
お会計は、1人当たり13,000円(千円未満四捨五入)。
シェフの感性によるのびやかな料理は私達の心をとらえて離さず。
当店への愛情が色あせることはないのだろうな。
この味が私の外食ベスト。不動の別格です。 非常好好食
《本日のお気に入り》 全部。
※中国料理満足度数は、5。 当然別格!断然定期訪問(*^・^)ノ
香港海鮮屋台料理 艇家大牌トン(テイカダイパイトン)
東京都荒川区東日暮里6-14-4 19メモリービル1F
TEL 03-3806-4427
営業時間/ 月~土 18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 日曜日 (定休日のほかに月2回休み)