中国料理「新橋亭」(シンキョウテイ) 新館。
以前、玉川店にお邪魔した際、提供がなく断念した「鶏と青菜の土鍋煮込みそば」を目当てに訪問。
場所は新橋駅、日比谷口。 外堀通り、新橋二丁目の交差点を越えた先の左手。
道沿いに自社ビルを有し、ぐるなびによると総席数は500席を誇るそうです。
※1階はラウンジ、2・3階(洋室・一般席)、4・5・6階(洋室)、7・8階(和室)、9階(厨房)
タッチ式の自動ドアを開け入店すると左手にレセプション、右手にラウンジ。
1人の旨を伝えると、スタッフさんはフロアに連絡を入れスムーズなオペレーションで対応。
「あちらから、3階へどうぞ」 とのこと。
指示に従い、1階奥のエレベーターより向かう。
「いらっしゃいませ」 女性フロアスタッフさんは和服姿で迎えてくれた。
レトロな雰囲気を醸し出す落ち着いた店内は、赤い絨毯が敷かれ、
丸テーブルと角テーブルというレイアウト。
私は壁際の3人掛け角テーブル席へ誘導された。
テーブル・セッティングは、取り皿、ナプキン、箸置き、ロゴ入り箸袋に入った割り箸(縦置き)
卓上には、醤油、酢、からし、ラー油、爪楊枝、香醋、呼び出しベル、メニュー。
テーブルクロスは2枚重ね、下がビニールで上が布。
その後にタオル地のおしぼり(トレー置き)、と茶杯(ソーサー付)、ティーポット(茶葉なし)で
中国茶のサービスを受ける。
注文はもう決まっていましたが、再度確認しお願いする。
すると、ランチセットのお新香(醤蘿蔔)が、いち早く到着。
その後、主役の登場までに、氷水、小碗(受け皿付き)、レンゲ、小さなお玉も運ばれてくる。
準備が整い始めると、どんどん期待値があがってくるのだ。 まだかなあ。
ランチセット 鶏肉入り土鍋煮込みそば(砂鍋爛鶏煨麺)@1,800(税別)
土鍋大きいっ!
少し上体を後ろに引くようにして卓上に土鍋を迎え入れ
上手くテーブルに着地したところで、スタッフさんが蓋を開けた。湯気が上がる。
「熱いのでお気をつけください。こちらはお好みでどうぞ」
隣に薬味の刻み青ネギ、ザーサイ、香菜が置かれた。
鶏煮込みそばは、「香妃園」さん、「八重洲大飯店」さん、ほかでもいただいていますが、
薬味がセットされたのははじめてかな。
黄色味がかった白湯スープは塩味仕立て。
散らされた青菜、ブツ切りの鶏肉も含め予想どおりのビジュアル。
まずは、薬味を使わず、いただいてみよう。
スープにカゼイン質の膜はところどころ見られますが、
口にすると、こってりというより意外にあっさり目。
かん水を使わない特製麺は美白のストレートタイプで
すすり上げると舌触りは細めのうどんのようにつるつるとして柔らかだ。
(コウタロー) 次は取り碗によそって、薬味を入れてみるだ
香菜の風味が白湯スープによく合う。
しかし、この日ザーサイの塩抜き加減がいまひとつだったのか、どうも塩辛い。
はじめは調子よく箸が進んでいたけれど、スープの塩気と相まって閉口する。
そのため、途中でザーサイのスープ投入を中止し、仕切り直した。
ホロホロになった鶏肉を救出!
鍋底に沈んだたっぷりの鶏肉を食べつくすのも、最後の楽しみです。
食事の後半にはセットのアンニンドーフ。
ひんやり、つるるんとした喉越しで、フルーツとシロップの甘さがもの懐かしい。
ランチタイム、価格設定が高めということもあり、来店されるお客様はご年配の男性方が中心。
ビジネスランチではないかと思われる男性陣もいらした。
そんな中に身を置くのだから、異質なおばちゃんの一人飯も楽ではない。
デザートをいただいたところで早々に退散だ。
ネットの情報によると、当店の総料理長は、平成22年に黄綬褒章を受章されたそう。
おめでとうございます。
これからも長く頑張ってほしいと願う新橋の老舗です。
※ランチ満足度数は、3.5~5.0
新橋亭 (シンキョウテイ)新館
東京都港区新橋2-4-2
TEL 03-3580-2211
営業時間/ 11:00~22:00(L.O) 土・日・祝 11:00~21:00(L.0)
定休日 年末年始 -店舗情報「食べログ」より-