温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) ランチ再訪。
ランチセットのスターター、蒸しスープは熟成豚肉に替わりました。
鶏ベースの以前と比べ、蒸しスープの色味がぐっと濃くなっていますね。
味わいも深みが増しているよう。もちろん、大根、干しシイタケ、ハスの実も入っています。
最近、当店に伺うとメニューを広げ、入れ替わった料理を探し当てるのが
楽しみになりつつあります。 副菜(小皿料理)も1品変わっていましたので迷わずチョイス。
それが上記写真右の、“コラーゲンたっぷり”豚の角煮。
これは、大きな豚バラ塊肉を切り分けてから調理されているもの。
どれぐらいの時間がかかるのかは素人の私には計り知ることはできませんが、
箸がすっと入る柔らかさ。口に含むとしっとりとしてとろんとろん。
力みすぎない八角使いも妙妙たるもの。 好味。
自家製滑らか豆腐の麻婆ご飯(麻辣豆花煲飯) 限定5食@1,000
“限定”シリーズ、制覇!
前回、たまたま自家製豆腐とタイミングがあわず、断念した麻婆ご飯と対面です。
注文時、「当店のものは辛目かと思いますが大丈夫でしょうか?」
とスタッフさんからのお尋ねがありましたが
「大丈夫です。」 と返答しました。
待望の麻婆ご飯は片手鍋での提供。視覚的演出効果もあって食欲が増してきます。
このとき、熱いのでと、取り碗も卓上にセット。
レンゲを入れてみる。
白飯の上を優しくコートするように覆う自家製豆腐は、フルフルとした豆花
(豆腐花)仕立て。
一般に見る麻婆豆腐の豆腐とは食感も風味も異なり、(豆腐の)味自体が
突出していないのが特徴であり、シェフの大きなこだわりを感じます。
色見の強さはカウンター上にストックしている豆豉(トウチ)を使用かな?
しかし、塩っ辛さはなく、葉ニンニクを使われ、麻辣ががっちり効いた
層の深い味わいで、しっくりとご飯に馴染む。
――旨いなあ。
フレッシュな花椒はしびれ系の辛さを誘い、いつの間にか小鼻の脇にはじんわりと汗。
シェフは本当に器用な方だ。 修行時代に四川料理店でも学んだと聞きましたが、
挽肉の食感に豆腐の滑らかな舌触り、そしてソースのコク。四川の味を体現している。
「辛さは大丈夫でしたか?」
笑顔の素敵なシェフの問いに、私の返答はもちろんOK。
当店でのランチにまた楽しみが増えた。
追加注文の、喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ 1個@250 も
美味しく胃袋に収め、食後のお茶をいただく。
デザートとお茶菓子@200
マンゴープリンとソラマメのケーキ。 今日はシェフ自ら盛り付けてくれた。
爽やかな甘みと酸味の中に果肉の食感をとらえる。クオリティは変わらず。満足・満腹♪
またお邪魔してしまうんだろうなあ~ 気に入りすぎて、すみません。
※ランチ満足度数は、4.2~5.0
喜臨軒 (キリンケン)
東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F
TEL 03-5787-6982
営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)
定休日 日曜