温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) ランチ再訪。
(レンタロー) シェフー!オラだで。“キングオブシューマイ”頼むだー!
ランチの麵飯料理からのチョイス。
スターターは、じっくり中華蒸しスープ。
鶏肉、干しシイタケ、冬瓜などを具材としたクリアなスープは、ベースにアサリが加勢した
清廉な味わいで、生姜の風味がほんのりと効き、黒コショウできりっと味を引き締めています。
セットの小皿料理は、シェフの気まぐれ“ひと口惣菜”3種盛りを。
①枝豆漬け②蒸し鶏の麻辣ソースがけ③叉焼
淡いピンク色に艶めく厚みのある叉焼は、力強く、噛みしめると旨味たっぷりで
質の良さは確か。肉の甘みが心地よい余韻を紡ぎだします。
また、しっとりと柔らかい鶏肉にかけられた麻辣ソースも素晴らしい。
苦味と辛味のバランスが絶妙で素人では出せないプロの味。
包容力のある味だから、万能に活躍できるのではないかしら。
どれも、ここで酒を注文しないのが、勿体ないと思えるぐらいの酒肴力の高さです。
香港味“豚肩ロースの豆鼓蒸し土鍋ご飯”青菜・煮玉子添え@1,300
喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ 1個@250
(レンタロー) オラが注文した“キングオブシューマイ”ができただ!
たかが焼売と侮るなかれ!この1個の焼売の持つパワーが凄い。
手切りした豚肉で作っているから、もりもりとした食感で、すこぶるジューシー。
素材の甘みと旨みを存分に味わえますから、マストで押さえたい
当店の“絶対のエース”なのであります。
以前、広東風蒸しハンバーグ土鍋ごはん“青菜と煮玉子添え”をいただいたことがありますが、
今回は豚肩ロースの豆鼓蒸し。粗く切られた豚肉は、ミンチ肉と合わせたのかしら。
蒸しハンバーグと同様、丸く成形され、その量もパワフル。
手元のレンゲで崩すと、ひと口サイズのもりっとした豚肉がゴロゴロと出現。
調味されているので、よく混ぜ合わせ、白飯に味を馴染ませ、口に運びます。
豆鼓の量は控えめで味はマイルド。はじめはやや物足りなさも感じ、
煲仔飯に使う生抽をかけたくなったのですが、店からの用意はなし。
ですが、食べ進めた後半になり、その理由もわかりました。
この豚肉、意外にしっかり味がついているのです。
土鍋ご飯自体もボリュームがありますから、調味を加減し、最後まで飽きずに
楽しめるよう考えているのだと思います。
煮玉子をはじめ、ご飯の友となる具材がしっかりサポートしてくれるから、
食もどんどん進み、また、鍋にはりついたオコゲも少しではありますが、
確認できたし、シェフのアイデアで練られた煲仔飯で胃袋も大満足。
これからも様々な具材のバリエーションで、香港を体感できる煲仔飯を提供してほしいなあ。
デザートは追加でお願いしました。
きめの細かいふっくらキュートな蒸しカステラ(馬拉糕)と乙女な桃のプリンであります。
(管理人:イメージ) レンちゃん、デザートよ。どこ見てるの。
(レンタロー) オラの友達が来てるだよ。そっちの麺も美味そうだなー
喜臨軒 (キリンケン)
東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F
TEL 03-5787-6982
営業時間/ 月~土 11:30~14:00 (L.O)18:00~22:15(L.O)
定休日 日曜・月曜日ランチ