みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
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小楠国(ショウナンゴク) 日本橋 ※

2016-09-07 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「小楠国」(ショウナンゴク)

最寄駅は日本橋。当店は都道316号昭和通りより、1本脇道に入ったビルの地下1階というロケーション。

オープンは2016年8月10日。情報によると、閉店となった「上海 小南国」銀座店で腕をふるっていた

シェフ、岡部 建也氏と同店の店長が立ち上げたお店なのだそう。

まだ新しい店内は、モダンなBGMが流れ、天井からシャンデリアが下がるプチゴージャス空間。

地階のため、閉塞感を感じさせないよう、鏡を取り込み室内を明るく広く演出しています。

個室、半個室も完備されていますが、某日は、ダイニングのテーブル席を利用した宴会仕様。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものもあるようです)

テーブル・セッティング:カトラリーレスト、レンゲ、箸(縦置き)、スプーン、おしぼりトレー、
グラス(2)

テーブルクロス:なし

卓上調味料:有り(醤油、胡椒、花椒、黒酢)

その他:爪楊枝、ドリンクメニュー

着座後:タオルおしぼり

今回、卓上に菜單(菜譜)の用意はありませんでしたが、開宴に先立ち、シェフよりご挨拶があり、

コース料理の細かい説明を受けられました。

なお、提供されるスタイルは、基本、ヌーベルシノワ(ひと皿ずつ各人ごとのポーション)。

サーブ時にも簡潔に料理説明があります。

前菜盛り合わせ

 ・サラダ、自家製ドレッシングがけ
 ・細切りクラゲと大根の冷菜
 ・天使エビの塩水漬け、紹興酒の香り
 ・上海麩の煮物(烤麩の煮物)
 ・燻魚(ハタ)

説明から漏れていましたが、茄子の含め煮も前菜にカウントして良いかと思います。

細かい仕事がなされた前菜たちは、上海料理のテイストを織り込み、品の良い味わい。

烤麩の煮物もべったりと甘くなりすぎず、味の落ち着きどころは妙妙たるものであります。

枝豆のスープ

固形燃料をセットし、温かさをキープ。旬の食材を取り込んだスープは淡いオリーブ色で、

ぽってりと口に優しく、中には細かくカットした白身魚が入り、食べさせる力も有しています。

黒酢の酢豚

歯触りしっかり、健やかな豚肉は長芋とコンビを組ませ、レンコンをトッピングして提供。

口に含んだ瞬間に実感!見目麗しい酢豚は黒酢使いも巧みで、想像したとおり味にブレがなく、

きちんと風雅なレストラン味で、品よく安心・安定感を望めるものでした。

上海ダック

お店が名物と謳う上海ダックは、ぴりっと甘辛い味噌を同席させサーブ。

それにしても、なんと美しいクレープなんでしょう。

3時間蒸しあげ、身も皮も食べれるよう調理したダックは、クリスピーな衣をまとい、

キュウリ、白髪ネギとともにクレープ上にスタンバイ。

手元で甘辛味噌を塗り、くるっと巻いて、北京ダックと同じような食べ方でいただきます。

北京ダックでは、甜麺醤ベースのこってりとした甘い味噌が使われますが、ここで使われる味噌は

ピリッとした辛さがチャームポイント。甘辛さが軽やかだから、カリカリ衣のダックと合わせても

重たくなりすぎず、いい塩梅に食欲を刺激します。

マコモダケの醤油煮込み

シャキシャキとした食感が心地よいマコモダケは、しっかり甘めの味つけ。

ジャガイモの千切りを敷いてますので、全体を混ぜ合わせていただく。

甘いと舌に感じる要素も、味に振幅があるため、コースの流れを損ないません。

小籠包(3名分)

ひだの美しさが際立つ小籠包は、肉汁の旨味が詰まった熱々スープがたっぷりで、たぷたぷ状態。

それを大事につまみあげ、皮を噛むと、溢れ出るスープと口の中でふわっととろけ広がる

肉餡の美味しさに高揚感を覚えます。

なお、お好みで黒酢を使えますが、そのままでも無問題。

1個ですから、真剣勝負のストレートな味を楽しみたいですね。

雲吞、辛味ソースがけ

むっちりした皮にみっちりと包まれた肉餡は、野菜と肉のバランスに優れ、辛味ソースもエレガント。

どぎつい辛さはなく、オイルがまろやかで、日本人シェフの繊細さが窺えます。

フカヒレ姿煮込み、御飯、お新香

さて、〆のご飯は上海カニミソの福建式フカヒレ煮込みご飯。サーブ時には赤酢が追行。

(レンタロー) お新香はザーサイと短冊状に切られた醤蘿蔔(醤夢ト)だで。

スプーンで煮込みソースごとフカヒレを掬い、御飯の上にON!

カニミソでコクを深めた贅沢なソースは、素材の甘みが生きた丸みのある味わいで

フカヒレとタッグを組み食べ手を魅了。さっぱりいただける赤酢が絶対合う!と、

こんな上品なお店で恐縮ですが、(赤酢を)ちょろちょろと垂らして本気食い始動です。

夢中になれる美味しさに、手を休めず、我を忘れて完食しましたが

通常では、ソースは上海スタイルのお醤油味で提供してくれるんですって。

食べたばかりですが、話を聞いているだけでお腹が空いちゃう。そっちもぜひ食べたいわ。

白玉団子のキンモクセイ風味

上海定番。米のもろみ(酒醸)とキンモクセイのソースを使った中華汁粉的なスイーツ。

香り高く、素朴な味わいですが、当店らしい味の細やかさがあります。

また、店側からのお話では、デザートの杏仁豆腐にも自信があるということです。

以上、点心のポーションは少なめですが計9品をしっかり堪能。

料理は上海料理を軸に日本人の口にも受け入れやすいよう、アレンジを加えたもので、

現地色を強く望まれる方には物足りなく感じるかもしれませんが、これが当店の味のスタイル。

今回の幹事さんのお一人もそうですが、熱烈なファンが多くいらっしゃるのも事実です。

なお、平日ランチタイムは付近にお勤めの方々で混みあうらしく、時間帯をずらした

13時過ぎの利用にランチコースやプレミアムなセット及び飲茶セットを提供。

その際、アラカルトメニューからの注文もOkとのことでした。

 

小楠国
東京都中央区日本橋1-16-3 木村ビル B1F
TEL     03-6262-3885
営業時間/月~土 11:00~15:0017:00~23:00(L.O) 
        日・祝11:00~15:00(L.O)      
定休日    不定休あり     -店舗情報「食べログ」より-

 

コメント
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