その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

住宅取得控除

2010-03-09 06:35:01 | 夢屋ラボ
日本国は、ただ今「確定申告」の季節、皆さん適正な申告・納税を心がけましょう^^;
などと、まるで国税庁の回し者のような書き出しでありますが、一般のサラリーマンにとって「確定申告」は、あまり縁がない。入院治療費が嵩んだときの「医療費控除」や「住宅取得控除」など、年末調整後、特段の事情が無い限り税務署に足を向けるなどと言うことは少ないはずであります。
雪解けが進んだ場所では、「ふきのとう」の芽が顔を出しておりますが、春の味を天ぷらでいただくには、もう少々、時が必要です。こうした春の息吹を感じたくて、領地を徘徊する『夢屋国王』でありますが、残念ながら生き物の活動が未だ感じられません。そこで、国王は施策の第一弾として、王国内の税制に住宅取得控除を取り入れ、領民の住宅建設意欲を喚起し、領民の移住を促進する「お触書」を公示したのでありますが・・・。
何せ『夢屋王国』の住民は貧乏で、納税なんかしていない。納税してないから、住宅取得控除を新設しても還付される税金なんて存在しないのであります。これでは減税政策に意味がない。そこで、公営住宅建設が領地内の最初の公共事業であると考え、またしても国王自ら、近くの河川敷に出かけ『葦』を一抱え刈り取ってきました。60cm程度に切りそろえ、領地内に束ねて設置すれば、「マメコバチ」の営巣場所になるのではないだろうか?
根気のいる領民移住計画でありますが、無い無いづくしの王国では、これが精一杯の公共事業なのであります^^;
さほど暖かくもない陽気にも係らず、河川敷の雪の上で『くも』が徘徊しておりました。やはり春はそこまで来ている。もうじき領民は、王国内に戻ってくると感じた『夢屋国王』でありました。
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言葉あそび(ケプテ)

2010-02-28 07:27:23 | 夢屋ラボ
昨日のブログスタイルは、いつもと違うと感じていただいた方がいらっしゃるとすれば、書き手としては実にうれしい限りであります。実は、「アフリエートとはいかなるものか」などと考えながら、ある投稿サイトの形式に従って書いてみたものでありますが、審査が通れば60円の謝礼とか…。時給換算していたら、とてもやってられない商売であります^^;
さて、本日のお題は『けぷて』・・・煙が目に沁みる「煙い」が標準語でありますが、昨夜、オヤジたちの社交の場『キャンプ-T』に同級生7名が集結いたしました。私たちの地元の同級生は65名、内3名の男子が事故や病気で既に他界しておりますが、それぞれ、約半世紀生きてしまいましたので、オリンピックイヤーを記念して同級会を開催するための談合を行ったのでありました。
小・中一貫・・・場合によっては幼稚園の2年間、さらに高校3年間を共にした連中ですから、場合によっては9年から14年間同じ学校へ通った仲間であります。今では、地元でオヤジ・オッカァ稼業をしておりますが、悪ガキの匂いはそのままに、子どもの進学や仕事の話題で盛り上がった一夜を過ごしたのであります。
『キャンプ-T』は、友人T氏が、ひと夏かけて造った自慢の「掘っ立て小屋」でありまして、さらに自慢の薪ストーブに「楢の無垢材」を燃やしながら、これまた自慢の「モツ鍋」をいただきます。ある意味、とても贅沢な時間が過ぎていきます。千葉県産のいわしを炭火で焼き始めた頃、室内に充満した煙に、誰ともなく、ひと言「けぷて・・・(煙が目に沁みる)」
最近、使われなくなった言葉に一同、大爆笑であります。そうですよねぇ、家の中で薪を焚くなどということが無くなったのですから、当然、「けぷて」などという言葉も死語と成りつつあります。
フラットな人間関係の現代の家庭では、『けぷたいオヤジ』たちも次第に居なくなりつつありますね。
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言葉あそび(モソモソ)

2010-02-26 07:05:13 | 夢屋ラボ
昨日のテーマは『モゾモゾ』そして本日は『モソモソ』
「もそっと、近う寄れ!」と『コナラ』の芽がお言葉をかけてくれましたが、もうこれ以上手が伸びず、ややピンボケとなってしまいました^^;
2月下旬、こんな青空に恵まれるなどと言うことは滅多に無いことなのですが、4月初旬を思わせるような陽気でありました。
『もぞもぞ』も『もそもそ』も字面では区別がつきませんが、『もそもそ』は動作が緩慢な様子の場合に使います。
したがって、お出かけ前に『グズグズ』していようものなら、「モソモソしてねで、早ぐしろ!」と親に一喝される場合に、よく使われました。
しかしですよ。こんな青空の下、仕事とはいえ室内で『モソモソ』しているなんてもったいない。カメラ片手にフィールドに飛び出しますと…
           
「なんでやねん!」と突っ込みを入れたくなるような光景に出くわします。
雪の上を「ケムシ」が『モソモソ』と這っております。これ、私の悪戯じゃないですよ。確かに氷上を這っている。「クヌギ」の木には越冬するような場所もなく、おそらく土の枯葉の間から春の陽気に誘われて這い出してきたものとは思うのですが…。
『モゾモゾ』動く「ケムシ」は婦女子の嫌われ者でありますが、彼らだって『モソモソ』していると春の恵みを享受できないのであります。
ちなみに帰り道、もう一匹「モソモソケムシ」を雪の上で発見したのでありますが、夜の冷え込みで凍死しないことをお祈りしながら、こうした場合は、もう少し寝床で「モソモソ」していた方が良かったのではないかと、要らぬ心配をする夢屋でありましたとさ。
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言葉あそび(モゾモゾ)

2010-02-25 06:37:15 | 夢屋ラボ
「何か春を伝える話題はないだろうか」などと考えながら、昼休みの陽だまりを歩いておりますと、足元をクモが這っておりました。
虫が這う『モゾモゾ』…花粉症でお鼻が『モゾモゾ』…いずれにしても快適とは言えない、むしろ不快感漂う表現(擬音)であります。しかし、虫も動き出すという「啓蟄」が近づけば、やはり虫の一匹でも見つけ出したいもの。(婦女子の皆様は嫌でしょうけれど^^;)実は、一週間程前の日曜には「アカタテハ♀」が家の周りを飛んでいました。タテハチョウ科のチョウは、家屋や木の隙間などで成虫で越冬することから、ポカポカ陽気に誘われて飛んでいたとしても珍しいことではありません。むしろ巻頭画像は、年末に雪の上で凍死していたクモであり、なぜまた雪の上に出てきたのか不思議に思って画像に残しておりました。
           
さて、今日のクモは枯葉の上で「日向ぼっこ」中でありまして、動きが実に早い。人の気配で逃げ出しますので近づくのもこれが限界でした。花の話題もそうですが、こうして虫(クモは昆虫ではありませんが)が動き出すと私は『春』を実感します。
「モゾモゾ」という表現は不快感を帯びていると書きましたが、我が在所の方言に『モゾ』という言葉があります。「モゾを見る」「モゾを語る」
標準語に直せば『夢』でありますが、この場合の「モゾ」は、DreamやHopeと言った夢ではなく、「妄想」と言ったほうが近いかもしれません。
私のHNである『夢屋』は、「人に夢を売る商い」と考えておりましたが、最近は、『モゾ屋』と改名する必要があるかもしれません…とほほ。
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言葉遊び(時の流れ)

2010-02-23 06:42:34 | 夢屋ラボ
「もしもあなたと逢えずにいたら わたしは何をしてたでしょうか♪」
今は亡き「テレサ・テン」さんの『時の流れに身をまかせ』の歌詞は良いよなぁ~。などと嘆息交じりにふと呟く。
「逢う」「会う」「合う」「遭う」
偶然の出逢いと人との出会い。「逢う」とは偶然性の香りがしますが、「会う」は計画性のある会合的な響きがあります。
私の場合は、日々の「未知との遭遇」…出遭いを求めている訳ですが、新たな発見というものは、自らのアンテナ(感性)が磨かれていないと気付けないことが多いものです。
「平凡だけど誰かを愛し 普通の暮らししてたでしょうか♪」
えぇ、女房・子どもを愛し、普通の幸せに浸っておりますが、まだまだ、「出遭い」の旅は続けますよ^^;
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言葉遊び(あんか)

2010-02-22 12:39:25 | 夢屋ラボ
東北の冬の代表的な暖房器具に『炬燵(こたつ)』があります。元々は、「囲炉裏」に薪を焚いていたのでしょうが、私の記憶にある「炬燵」は、「囲炉裏」に矢倉を組んだ「掘り炬燵」であります。
熱源は「炭」であり、残り火を小さな火鉢状の容器に移し、さらに陶器製の『行火(あんか)』に入れて、布団の暖を取っていた記憶があります。
「木炭」の炬燵は、「豆炭炬燵」に替わり、行火も「豆炭行火」に取って替わりました。断熱(温度調節)材として、「灰」が『石綿』に替わった瞬間でもあります。
「豆炭炬燵」は、「電気炬燵」に替わり、今では「温風ヒーター」からの温風をパイプで炬燵の中に引き込むという形態に進化しました。家屋の気密性は高まり(昔は、家の中を雪が舞ってましたから…^^;)寝具は「電気毛布」で温められ、寒い冬も快適に過ごせるようになりました。おぉ…一時期は、おかぁちゃんに温めてもらったか…ないない。何故なら我が家のオッカァは冷え性だから^^;
寝相の悪い子どもが、木炭の行火をひっくり返した記憶が無いのは、恐らく亡くなった「ばぁちゃん」が、人肌で私を温めてくれていたからなのでしょう。
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夢屋ラボ(なごり雪)

2010-02-18 12:20:15 | 夢屋ラボ
「汽車を待つ君の横で僕は♪ 時計を気にしてる…♪」
この季節、「伊勢正三」さん作詞・作曲の『なごり雪』が頭に浮かびます。東京では、今期9日めの降雪観測…一方、山形では厳しい雪が、ここのところ降っておりません。寒気団の南下など、ある一定の気圧配置の時に、東京での降雪はみられますが、備えの無い地域での降雪は、思わぬ事故の原因にもなりますので、みなさん気をつけましょう^^;
(どこか皮肉の笑いを含んでおります。)
このところ、オヤジは暇を持て余し、お絵描きにはまっております。
かつて、「ワイヤーフレーミング」をPC上で行うためには、グラフィック画面上の仮想の直線を一本々々プログラミングしたものですが、今ではマウスのドラッグでいとも簡単に引くことができます。
(一体、何十年前の話をしているのでしょう^^;)
いやいや、パンピィが手軽で安価にPC上でソフトを使えるようになったのは、ここ10年ほどのことであります。こうなってみると、一次方程式や二次方程式を数学で勉強することと、PCを使いこなすこと…どちらが、実生活で必要なのか疑問を感じてしまいます。コンパスや三角定規でグラフ用紙に放物線を描いていたオヤジたちも、マウスひとつで曲線が引ける今の子どもたちも、同じような受験の問題を解いているニホンの教育って、やっぱりおかしいのかもしれない。「なごり雪」は、冬の終わりを告げる曲ではなく、アナログオヤジの残りの人生に対して、やる気を奮い立たせる曲なのであります。
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夢屋ラボ(春待ち…)

2010-02-17 12:10:13 | 夢屋ラボ
オリンピックは、国威発揚の場…ましてや山形県出身の「加藤条治」選手が、バンクーバーにおいて銅メダル獲得となれば、地元紙の熱狂振りは、迷惑千万な隣国「某民主主義人民共和国」のメディアの如く、まるで天下でも獲ったかのような扱いであります。後進的であればあるほど、大ハシャギするように感じるのは私だけでしょうか?
とは言え、開催前の圧倒的な予想に反して、J1残留を決めた「モンテディオ山形」海保理事長がスタンドのサポーターに向かって発した「ざまぁ見やがれ…」という言葉は、後塵を拝してきた山形県民の気持ちを代表しているような気がします。昨日、午後の就業開始前のテレビの前には、加藤選手の爆発力を信じて陣取るオジサンで溢れておりました。
           
3日がかりで、ついに「ハムハム」は「ももんがセブン」に進化を遂げ、尾っぽの推進力で空を飛んだのであります。春を待つオジサンは、ちょういと暇がありすぎます。ハムスターの進化よりも、人間としての進化を目指すべきなのですが、体力的にも精神的にも「退化」している今日この頃なのであります…とほほ。
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夢屋ラボ(飛ぶ…)

2010-02-16 17:18:15 | 夢屋ラボ
子どものころ遊んだ「林」の中で、大きな木の洞穴を見つけました。
木の洞といえば、『こぶとり爺さん』が雨宿りをして眠り込んでしまい、鬼の宴に遭遇することとなった場所であり、小鳥や小動物の巣穴であったりします。
(童話と現実が、交錯しております^^;)
怖いもの見たさと言う訳でもないのですが、こうした穴を見つけると覗き込みたくなるのは、何故なのでしょう?好奇心や探究心と言えばスマートですが、スケベ心と言えなくもない。戯曲『夕鶴』に登場する「与ひょう」も覗いてはいけないと言われた「つう」の機織部屋を覗いたが故に、恋女房を失ってしまうことになるのですから、男と言うものは、古来より覗き趣味があるのかもしれません。(ダハハ…)
こうした洞穴から「ニホンリス」や「モモンガ」でも顔を出せば、ちと趣きもあるというものですが、ネタを明かせば「マクロレンズ」の世界なので、この洞穴は、実は小さな枯れ枝の根元なのであります。小動物が潜める空間ではありません。
           
一昨日、夢屋のお絵かき教室では、円の組み合わせで「くまさん」を下書きし「ハムスター」に進化させました。我が家の『ころちゃん』の脇の下の皮膚が、余りにも伸びることから、「ねずみ」も「ももんが」に進化して、空を飛べるのではないだろうか…などと、暇を持て余し空想するオヤジです。
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夢屋ラボ(幸運の女神)

2010-02-15 17:02:10 | 夢屋ラボ

オリンピックが始まり、注目を浴びた「上村愛子ちゃん」残念だったなぁ!
我が在所は天気も良く、何か楽しい遊びでもと考えながら、日がな一日ボーっとしておりましたが、子どもの頃、釣りをして遊んだ「林」に出かけてみることにしました。
(林とは私たち、子どもの呼び名で、杜程度のものなのですが…)
昔は、古びた農業用の取水口があり、水路は適度にうねり、魚釣りには最適な場所であり、夏休みの大半を過ごした記憶があります。今では、水路の改修が進み、魚釣りができる場所も無くなってしまいましたが、夏場の杜は、昔の原型を留め、藪で中を歩くことができません。雪でブッシュが落ち着いているこの時期を利用して、昆虫の痕跡がないか「林」を散策して来ました。
           
「かんじき」を着けて、無目的に歩き回るだけなのですが、「タヌキ」でしょうか、そこそこの痕跡を見つけることが出来ます。残念ながら、昆虫はカミキリ虫の食痕位しか見つけられませんでしたが、川辺に「根曲竹」を見つけました。昔は無かったような…。運が良ければ、今春、竹の子をご馳走になれるかもしれません。
そう、運が良ければ…。オリンピックに出場すること自体、我々からすれば、とてつもなく凄いことなのですが、表彰台に立てるか立てないか、それを分けるものは一体何なんでしょう?
4位でもすばらしい成績なのですが、目の前に、手が届きそうで届かないメダルがある心境って、どういうものなのでしょう…。そこには、確かに「幸運の女神」が、ちょっとした悪戯をしているような気がしてなりません。
           
結果は、さておき、まずは悔いの無い競技であって欲しいと思うのであります。
運動競技など無縁な私は、我が家の『ころちゃん』が、「モモンガ」となって空を飛ぶ夢でも見ることにしましょう^^;

コメント (3)
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