などと、まるで国税庁の回し者のような書き出しでありますが、一般のサラリーマンにとって「確定申告」は、あまり縁がない。入院治療費が嵩んだときの「医療費控除」や「住宅取得控除」など、年末調整後、特段の事情が無い限り税務署に足を向けるなどと言うことは少ないはずであります。
雪解けが進んだ場所では、「ふきのとう」の芽が顔を出しておりますが、春の味を天ぷらでいただくには、もう少々、時が必要です。こうした春の息吹を感じたくて、領地を徘徊する『夢屋国王』でありますが、残念ながら生き物の活動が未だ感じられません。そこで、国王は施策の第一弾として、王国内の税制に住宅取得控除を取り入れ、領民の住宅建設意欲を喚起し、領民の移住を促進する「お触書」を公示したのでありますが・・・。
何せ『夢屋王国』の住民は貧乏で、納税なんかしていない。納税してないから、住宅取得控除を新設しても還付される税金なんて存在しないのであります。これでは減税政策に意味がない。そこで、公営住宅建設が領地内の最初の公共事業であると考え、またしても国王自ら、近くの河川敷に出かけ『葦』を一抱え刈り取ってきました。60cm程度に切りそろえ、領地内に束ねて設置すれば、「マメコバチ」の営巣場所になるのではないだろうか?
根気のいる領民移住計画でありますが、無い無いづくしの王国では、これが精一杯の公共事業なのであります^^;
さほど暖かくもない陽気にも係らず、河川敷の雪の上で『くも』が徘徊しておりました。やはり春はそこまで来ている。もうじき領民は、王国内に戻ってくると感じた『夢屋国王』でありました。