群れの中から切り取って…
「集団生活するニワトリには直線的な社会的順位がある。」1913年にノルウェーのエッペという研究者が「つつき」行動から導きだした結論でありますが…「順位制」は、優位な者が食料や配偶者に関して優遇され、劣位の者は取り分が少なくても我慢をしなければならない。しかし、そのような境遇(集団)から逃げ出さないのは、群れでいることの利点が、我慢すべき点を上回っているからである。
しかし、これは動物の社会を観察した結果であって、人間社会に当てはめたらどうなるの?
「雉も鳴かずば撃たれまい。」
「子どもたちの不登校は、何らかの原因に対する自己防衛行動であるから、不登校=悪という大人の考え方を改めなければいけない。」確かに、いじめなどによる不登校や結果「死」を選択してしまう子どもたちを救うためには、至極当然の意見だと思います。
一方「集団」を結成する過程で、「集団」は「個」に対して、同調と同質化を求める余り、同質化に馴染めない者は「異端」であるとか「KY」という括りで排斥される場合も…大人の社会にもある「いじめ」。動物社会における「順位制」と人間社会を重ね合わせてもねぇ…何らかの形で「集団」に帰属することが有利でなければ、大人だって「集団」を離れて行く訳でありますが…差し当たり「お給金」が我慢を貫く理由ですかねぇ^^;小さな正義感が、他者を追い詰めてしまうこともありますからねぇ。
(今朝は、少々真剣に悩んでおります^^;)