ようやく腰を上げ「雪囲い」を始めてみた^^;
ウダウダと無駄な生活を続けて4ヶ月…一生の内だもの、こんな年もありますよ。そんな言い訳をしていても、さすがに「雪」は間違いなく降り積もる。我が親父が残した『負の遺産』のひとつである庭木。いつもの年であれば「整枝・剪定」を気ままに行い、小春日和の日には椅子とコーヒーを飲みながら、枝振りなどを楽しむ余裕があったのだけれど、今年は庭も草だらけ…究極の現実逃避策は、今頃に草を刈り、「雪囲い」の木枠を組んで『ボロを隠す』結局のところ、来春に問題を先送りするだけの技でありますよ(笑)
「庭を造って、植木、庭石を入れて楽しんでいた時代もあったのだから、昔は米農家も良い時代があったに違いない。」と午後に秋作業代金の精算をしながら口に出る言葉…『庭造り』を楽しんだ世代は、それぞれ年老いて、またはあの世へと旅立ち、残された後継者は、趣味でもない庭木の処分に困り、時に放置し、仕方なく雪囲いをするお宅がほとんどのようにも思える。(ここは、庭師の出番である…と思いたいところではあるけれど、庭にお金を掛ける余裕のある家庭ばかりではございません^^;)『おやじぃ』とて、恐らく子どもたちの重い負担となる庭木を『死ぬ前に』処分しようと思っているのだけれど、その踏ん切りがつかないだけである。今年は、雪の重みで「枝振り」が折れ、潰されるであろう庭木に絞って「雪囲い」をすることに決めた…いや待て、いっそ潰れた方が切り倒す良い口実になるのだけれど、そこはホレ!『世間体』と言う物もありますのでねぇ。結局、見栄や意地で続けているけれど、『墓仕舞い』は子どもたちに任せることにして、庭木の『処分』だけは、『おやじぃ』の最期の終活と決めているのでありますよ。(少々早い気もするが…^^;)
鍋に浮かんだ「半熟卵」^^;
『なべ焼きうどん』で上手に「半熟卵」を作るのは投入のタイミングが重要でありますなぁ…。
秋作業代金は、石油価格の上昇分が反映される前の協定料金表だから、作業単価は昨年同額でした。借入地の地代はと言えば、親父の時代は6万円の定額だったはずである。地主さんと交渉して、協定料金表で計算したら、転作分も加味して13,000円也…昨年の米価下落と転作面積の拡大で、地代は下がっている。(今年は、米価も一昨年並みに上昇したから、来年は少々上がるかも知れない。)物価高と言われましてもねぇ…原材料費は上昇しても、農産品の買い入れ価格は上昇しない。コツコツとお買い上げいただけるよう地道に働くしかないようであります。(それが嫌なら『退場』しなさいと言うことかぁ^^;)
小春日和の日に、枝振りを楽しみながら、コーヒーでも飲んで日がな過ごすか、家族連れで紅葉狩りとお食事でも楽しむか…今風のご家族は後者を選ぶに違いない。つまり~「庭木を楽しむ」のも「雪囲い」という作業も『ゆとり』というものが支える楽しみなんでありますなぁ。「家族連れの食事会」は、お金を使って『余暇』を買っている。(とは言え「雪囲い作業」だって、材料代に相応のお金を使っているのだけれど^^;)「雪囲い作業」は苦痛ではあるのだけれど、「どうだい、若い『おやじぃ』だって、立派に作業が出来るぞい。」と外目アピールと『遊び』の要素が多分にあったと思うのでありますよ。どうやら、歳を重ねるとともに恒例化(高齢化)して重要な『遊び心』が失われてしまったようである。ましてや子に技術を伝えようなどという気もサラサラ無くしていますけれど…。
はてさて、外遊中の岸田首相は、来年12月頃に『アセアン特別会議』を開催したいんだとか…果たして、来年の12月まで政権がもつのだろうか?『おやじぃ』の「雪囲い作業」の方が、まだ少しだけ続くような気はしますけれどね(笑)