一匹2万8千円ですかぁ…
「あはれ秋風よ…さんまは苦いか塩つぱいか…」…明治期の詩人 佐藤春夫の「秋刀魚の歌」である。庶民の味方的な大衆魚だった「サンマ」もここのところ冷凍モノ…苦くはなくショッパイ^^;
しかし、この歌、谷崎潤一郎夫人とその娘と食卓を囲んだ時の情景を詠んだ歌のようであるからややこしい。身の上相談をしている内に情が湧いて…どこぞで聞いたことのようなお話が続く…。
さて、我が家の食卓にも「冷凍サンマ」と「芋煮」が出された。秋の定番の料理ではあるのだけれど、地物の里芋は少々早く宮崎県産…他県のモノをいただきながら秋を感じております。恒例の『晩酌会』は「カツオの刺身」…「〇✕では半身800円、△□では500円」と友人『ノロ社長』の解説が続くのでありますが、テレビでは一泊7万円、米沢牛を使った旅館の料理が紹介されていてため息が漏れたのでありましたとさ。何故か「子どもの頃、『べんともぢ(弁当持ち)』やったよなぁ…。」などと、弁当論議になりまして、そうそう休みの日にお昼をまたいで遊ぶことを『べんともぢ』と言っておりましたが、子どもが作る弁当は、「塩むすび」とせいぜいが「ナス漬け」だった記憶である(笑)
豪快な生姜である^^;
さて、時代の流れに乗らなければいけない…テレビでは延々と「ジャニーズ事務所」の会見が続いていたのだけれど、正直なところ『権力を持った爺さんの性的趣向』に興味はない。被害者と再出発を誓う会社が真摯に向き合い、今後の話し合いを進めれば良いだけのこと…視聴率稼ぎの『正義』を振りかざす記者の姿勢に鼻白んでしまうのでありますが…。
はてさて、「いじめられたことはあっても、いじめたことはない。」と断言できる人は果たしてどれだけいるのだろうか?人は知らず知らずの内に他人を傷付けているものである。当時は許されると思っていた『悪ふざけ』も今では間違いなく「イジメ」であり「セクハラ」であると指弾される世の中であるから、我が人生を振り返ると「いじめたことはない。」などと言えないのでありますよ。サンマが苦いのは、その腸(はらわた)を食べるから…サンマには胃がなく腸が短いから、20~30分程度で餌が消化され排出されてしまうんですと。『苦い思い出』は、さっさと体外に排出した方が得策である…二度と過ちは繰り返すまいと誓いながらね(笑)